6月 2008

つれづれなるまんま。

26歳になった。
もう25年間も生きている。凄いことです。
これが原始時代だったら、もうかなりいい年になっているんじゃないか。
その日暮らしの栄養失調状態は寿命を極端に短くするらしい。
もう狩りは引退している頃かもしれない。
いや、むしろとっくに15歳ぐらいでサーベルタイガーに食べられていたかもしれない。
そしたら俺はサーベルタイガーの一部になって10年間生きたのが今日に値する。
いやいや、サーベルタイガーも厳しいジャングルではそんな長生きはできないだろうから、俺を食べた5年後には巨大ワニに飲み込まれてしまっただろう。そのワニも3年後には頭を流木にぶつけてピラニアの餌になる。ピラニアから先の2年間はもう後を追う事はできない。あまりにも細かすぎて。あるものはナマズにのみこまれ、あるものは死んで水に還り、あるものは恐竜に似た怪鳥に空からすくい上げられて糞になる。俺はジャングル中に散って、生命の豊かさにまた加わっていく。

つまり俺が現代で生きた25年間は、原始時代の『人間+サーベルタイガー+ワニ+ピラニア+ジャングル中』に当たる。めっちゃラフに妄想してみると。

今日はちょうどいい区切りなのでブルーハーツでも聴きながら、中学生の頃の事を思い出していたら、なんで俺が蟻じゃなかったんだろう、なんで犬じゃ、樹じゃ、ゴキブリじゃ、むしろ無生物じゃなかったのか、ってまたぐわーんと感覚が遠ざかっていくような、世界を端から眺めているような気分になって、原始時代を想像してみた。貧弱な妄想しか結局できなかったけれど笑。

中学生、14歳になったばかりの6月27日に、一体何をしていたのかは全然覚えていないけど、間違いなくその頃から、スーパー強烈に、生きてることが不思議で不思議でしょうがなくなった。今も恐ろしいほど奇妙におもう。特に今日みたいな日は。

25年間「生きた」って、一体どういうことだ。
生きるってどういうことなんだ笑。
すっげー当たり前すぎて、よくいう言葉だけど、まだ全然見えないんだよこれ。
生きること。命。

「食べ物を摂取して、炭水化物、脂質、タンパク質、などなどを分解吸収し、生命活動を維持する事である」
「生殖行為により子宮に精子が到達し、卵子に接触した結果、細胞分裂を始めることである」
「宇宙が137億年前にビッグバンで始まり、その91億年後に我らの星、地球が誕生した。我々の命の起源はそこである。」

命や生きることをこんな風に言った所で寒いだけですし、今の時代誰もこんなことで納得しやしません。みんなが知りたいのはこんなことじゃない。

そもそも、炭水化物がどうとか、生殖行為がどうとか、ビッグバンがどうとかのことが原因になって、俺たちが今ここに生きているわけじゃない。むしろ逆です。
俺たちが既にして生きているから、炭水化物、生殖行為、ビッグバン云々を「理解」して自分の始まりのきっかけを「想定する」ことができる。
俺が俺として、この世界を生きているからこそ、ビッグバン云々の話ができる。
生きていることが先であって、その逆ではない。
俺はどこからやってきた?君は?
父母の精子と卵子からなぜ、君ではなく、この「俺」が誕生したのか。
君の父母からなぜ、俺ではなく、「君」が生まれたのか。
要はこのことが「生きる」ことに直結する重要な問題だと思う。
俺は俺を背負ってこそ「生きる」ということが可能だから。

それは偶然か?それとも運命か?

どっちにしろ俺たちがそもそも生きていなければ、「炭水化物」なんてなんの意味も無い。何も知らない子供が学校で「炭水化物」を習った日から、ジャガイモはちょっと色彩を変える。炭水化物が彼を生かしていたんじゃない。彼が彼として生きているからこそ、「炭水化物」を彼の中に誕生させることができたんです。

科学は「個人の謎」に対して無力です。
そもそもが、そんな学問じゃないからなんだけど笑。
大勢に共通の法則は取り出せても、一つに対する根っこ部分は放っておくしか無い。
科学が最近ではもう、辛くなっている感じがあるのはここにあるんじゃないかな。
本当に痒い所には届かない、ぎりぎり短い孫の手な感じ。
効いてんだか効いてないんだかよくわからない、サプリメントみたいな感じ。
便利でもっともらしいんだけど、なんか寂しい、昔から。
だからって、俺が感じる不思議は宗教的なものでもない。
その宗教も、俺たちが生きていなければ、知る事さえできないんだから。
それに神様に生きる事を預ける宗教ってのも本当の所にはもう届かない気がする。
いわゆる宗教に対する不思議な疑問はたくさんあるので今度改めて考えてみたいです。

じゃあ、生きることってのはもっと具体的に何なのか。

俺の今の結論としては「口をつぐめばよい」

感じるのみ。

結局これか笑。

それをあえて言葉で言ってしまうと、

「考えなければ考えないほど具体的になっていくこと」
「感覚の表面でぶるぶるしてる、一瞬一瞬にうねっている新鮮なビリビリ」
「胸の奥に沸き上がっている不透明で力強いしゅぼーんってやつ」
「これこれ!としかいえないこれ」

自分で書いててわかりづれー笑。

頭で理解する、つまり言葉に置き換えて理解することはできないけれど、俺は現になぜだか生きていて、生きている事を骨の髄まで経験して知っている。なんとなくだけど、強く感じている。そのなんとなくを超える言葉が今の所ない。言葉にして説明しようとするとボロがでる。
だけど感じたままでいれば、そこに、ちゃんと収まっている。
生きていることが生きている。

これが、髪の毛が逆立つほどぶるっとくるんだよ。
なんで、死んでんじゃなくて、生きてんだよ笑。
すげーんだよこれまじ。
不思議すぎ。

ちびくろさんぼのトラみたいにいつかこの謎がぐるぐるまわってバターのように溶けてしまえばいいのにと思います。

お祝いの言葉ありがとうございます。
今日は、しんみりと、色んな思い出に耽りたいです笑。

YES.rokudenashi/hozzy