藍坊主 | Column
14
blog,paged,paged-38,eltd-core-1.0.3,ajax_fade,page_not_loaded,,borderland-ver-1.4, vertical_menu_with_scroll,smooth_scroll,paspartu_enabled,paspartu_on_top_fixed,paspartu_on_bottom_fixed,wpb-js-composer js-comp-ver-4.5.3,vc_responsive
 

藍坊主

Column

サイヤマン。

あれはなんだろう。
オレンジのアレはなんだろう。
ヘドロがオレンジになるには、何が必要なんだろう。
銅とか鉄とか、さびた感じのやつがいそう。
配水管のサビが原因かい。
でもなんであんなにトロリとしているんだい。
学校の廊下にかけるワックスみたいじゃないか。
油分はなんだい。
石けんとか洗剤とかそれが洗い落とした脂肪とかの類いかい。
それよりももっと根本的な水質汚染の結晶かい。
なにもかも、直接はわからないことばかり。
なんとなくでいいことばかり。
ヘドロをつぶさに調査する勇気も、筋合いも無い。
なのに気になることは気になるのよ。
何が積み重なったんだろう。
人々の年数の倦怠。
それにともなうあきらめの色。
太陽がぎりぎり色揚げする残骸。
こびりつく生活。
馬鹿がまたそれを撮る。
わざわざ疑問に思ったりする。
迷惑なことにまたそれを書いたりする。
読んでくれてありがとう。

できることなら何の色かしりたいけど、ヘドロ博士は友達にはいない。
シャンプーとか、リンスとか、ドメストで溶けた髪の毛とか、サビとか、
そんなところにしときましょう。

アルバムもうすぐです。
みなさんに早く聴いてもらいたい。

YES.hedoro/hozzy

ヤサイジン。

決してベジタリアンではないが(一時期ビーガン目指して頑張ったけれども基本わたしは肉が喰いたい)、野菜ってとってもおいしいのね。

頑張って炭で焼いたら、あるまじきクオリティー。

ロハスってる感覚がアルヨ!

ロハス笑!

まじファック的音響。

しかし、なんて言ったっていいくらいうまかった。

安売りで300円で買ったコンロ。

炭も一箱500円くらいだったかな。

とてもうまくて感動した、ナス。

YES.nasu/hozzy

ぐわっぐわっぐわっぐわ。

とうとうカクレクマノミ(ニモ)投入に成功。

海水魚水槽はゆっくり小さな海を形成しています。

バクテリアもうまく増えている気がする。

YES.liverock/hozzy

かえるのうたが。

前回のコラムの話をこないだなんとなくユウイチとうちのスタッフとしていたら、

「その文章、事務所にスクラップしてたぶん保管してあるよ」

と、マネージャーがポロッと、、、。

「では」

とそのブツを写真に撮って送ってもらいました。

微妙にシュールだね。

雑誌名のところだけ意図的にフォトショで線引いときました。
一応なんかさ、笑。

YES.gero/hozzy

きこえてくるよ。

そして俺がフェードアウトになった記事も発見された。

どうやら同じ雑誌で展開していたようでした笑。

イイネ。

横隣や、上の方にはまともな美しい文章がある。
その中に並ぶこの現象の対比感!!

そしてさいごの下のほう、編集部注のところを是非見て欲しい。

なんともまあ「クラゲ」につながっちゃってましたあ。

ドン、シンク、フィール。

まさに絶望的。

故に

開放的。

YES.think/hozzy

成長なのか喪失なのか。

PCの自動配信のメールを削除しようとフォルダの中身を整理をしていたら、昔のメールがよくよく目について気になってしまった。
どんなメールのやり取りをしていたんだろうって、
始めのほうの送信欄をみてみた。

したら、

どうやら当時俺はずいぶん必死に攻めたかったらしい笑。



『こんにゃく、にんにく、筋肉痛。ニョッキを片手にフリーズドライ。月の影からこんにちは。イエス!ブロークンフラワー(映画)。あたたかい風に吹かれて、湿った空気を吸い込んで、去年の今頃は何やってたっけ(五月頃)?って、さっき思い出そうとしたら、目の前で星が弾けた。体の芯に重力×3くらいの負荷が加わって、鼻の奥では鋭い嫌な匂いが広がった。暗黒魔人に首輪でつながれて、四つん這いにされてた記憶がフラッシュバック。額にできた擦り傷から木の芽が生えて、空に向かわず自分の中に伸び続ける感触。ドラッグなんかやってない。なのに体がバラバラになっていく夜明け前。おいおい、世界はなんて嘘つきなんだ、って何度も手のひらで顔を覆った夜明け後。はっはっはっはっ、茹でたばかりの卵みたいな部分はどろどろに溶けて腐ってしまったぜトンビさん。ろうそくの炎がただただ愛しく思えるのは、マリブリキュールのココナッツ臭がサンオイルなんかよりもずっと自分を守るのに役立つように思えたからだ。緑色のフィールドには枯れ草が混じってて、茶色のスタジアムには緑色の帽子が風に舞って飛んでいた。菜の花に戯れる蝶、春と一緒に死んでいく綿毛。 小さな小さな渦に頭を突っ込んで、窒息しそうになっていた一年前、その位からまた何本か音楽の糸を拾いました。「ハナミドリ」聴いてください、最新アルバムです。』

って、2006の5/2に当時のマネージャーに送っていた。

これ多分フリーペーパーか雑誌の原稿依頼の文章です。

ううん、
プロモーションでこれは随分かましてるな、今思うと。

どなたか見た方いますでしょうか笑?
多分問題ありで載らなかったと思うけど笑。

メールのタイトルも、
「これで問題なければよろしくお願いします」ってなってたから、多分突っ込まれるっておもってたんだろうな。

実際、これじゃないけど、以前某雑誌でコラムを書かせてもらっていたのだけど、ある原稿を強引に相手方に突っ込んだ結果、次から俺のコーナーなくなってたからね笑。なんか最近お声がかからないなーと思っていたら、消えてましたあ笑。多分上の文章書いたのとおんなじくらいの時期だった気がするなぁ。

難しいですね。
自由にやろうとするとカドがたつし、しっかりやろうとするとだったらやんないほうがいいんじゃないかって気になっちゃうし。

他にも意味不明なメールがいっぱいあって、なかなか楽しませてくれました。
結局誰の目にも触れることはなかったおもしろグッズの構想を友達のデザイナーと練っていたメールとか。
キャッチーじゃなくて受けないこと必至なアイデア満載。
楽しそうでした。

意外に色々忘れてゆくもんです。

世界はあまりにも未来にむき出しすぎる。
精一杯生きようとすると、忘れることも多くなるみたい。
なにがいいのか、わからなくなるときがありますよね。

大人ってなんだろう。

YES.mail/hozzy

雪の日。

は ふへほ
 しすせそ
さ すせそ
ばび べぼ
ら るれろ
な ぬねの

やい えよ
か くけこ
 ぎぐげご
はひ へほ
らり れろ
やいゆえ 
らり れろ
だぢづ ど
さし せそ
なにぬ の


あい えお
らりる ろ
さ すせそ
あ うえお
 にぬねの

ぱぴぷ ぽ
た つてと
 きくけこ

 ぎぐげご

はひふへ 
さ すせそ
あ うえお

YES.snow/hozzy

素敵すぎるおじさん。

サティのジムノペディ。

何度聴いてもしみてくる。

染みてくる。

ではなくて、

しみてくる。

染みてくる≠しみてくる。

ひらがな表記がぐっとくる感覚であります。

「染みてくる」だと違うのです。

この違いは重要であります。

ちなみに画像のうさんくさい描写をお許しください。

ノリって大事じゃん。
サティ描いてみたら、ずいぶん遠くなった笑。
まあ、いいよね。

本人の姿形は本来音楽には関係ないのだから。


サティのおじさんはわしの最も崇敬する作曲家のうちの一人。

だって、飛んでるんだもの。

壁を爆破しようとしてるんだもの。

しかもポップなんだもの。

しかもすっとんでるんだもの。

いかれたおっさん具合が最高なんだもの。


いつもおんなじかっこしてたってのも共感できる。
俺もできるだけおんなじかっこでいたい。
ころころ変わりたくない。
流行なんて一度も勘定にいれたことはない。
だって面倒くさいんだもの。
いいポリシーをもっていたい。
しんじられるもの。
自らを肯定できるものを。
だって好きなものはもう明確にあるのだから(この年になってやっと)。

もう4年ぐらい春秋冬(夏以外)着ているロングシャツとか平気で着続けている。
ぼろぼろになっても絶対毎年着る。
買った店の店員さんにそのぼろぼろを見せるために着ていく。
靴も穴があいてても履いていく。
だって好きなんだもん。

そもそも服は、自分が気持ちいいのがいい。
気分がのるものがいい。
穴が開いても、全然問題なく着てしまえるものがいい。
多少高くても、ピンと着たらそれを着てしまえばいいじゃんYO!
そのあと俺は飽きるまで(おそらくマジでボロ布になるまで)それを着続けるだろう。
なぜならそれが好きだからだ。

女子の服のデザインの豊富さに男子である私は憧れる。
男のバリエーションに比べたら女子のバリエーションは10倍くらいあんじゃない?(言い過ぎかな笑)
ぶっちゃけうらやましい。
いいなって思うものが女ものにある時が悔しい。
俺は女性ホルモンがもりもりでてる人間ではない。
ヒゲもたくさん生える。
だけどデザインがいかしてるのは女性もののほうが圧倒的に俺は共感できる。
自由度が高いですよね。

まあ、文句言ってもしょうがないけど、要はエリックサティの徹底した自己完結力に憧れを抱いてしまうわけです。
俺は俺、的なスタイルね。

きっと俺は好きな服はこれからも変わらない気がするし、言動や言葉の発し方もたいしてもう変わらないんだろうな、って気がしてきてる(過去のコラムを改めて眺めてみても)。
変わり続けていく良さと、固定してその形を深めていくよさ、相反するこの形を藍坊主的にアオボウズっていきたいですナ。

俺たちは、まだまだどこまでもいける。
小田原は異様に懐が深いんだよ笑。
だって山と川と海がある。

山川海ボウズというおっさんも仲間にいる。

底はまだまだ見えないぜよ。

YES.satie/hozzy

こぼれていったものたち。

青年は泡になった血を気にすること無く垂らしている。
こちらをじっと見ている。
笑っている。
温かく微笑んでいる。

青年は口を大きく開け、唾の混じった血を左手に持ったグラスに吐き出した。
視線はずっとそらさずに私に固定されている。
いかにも意味ありげな表情を視線に宿しながらにやついている。
グラスの側面にピンク色の液体がへばりついていった。

私の金的攻めに崩れ去っていたタフガイのボーイが、いつのまにか消えていた。
あれだけ悶絶していたのにどこへ行ったのだろう。
すると頭痛がしてきた。
始めは脈拍の4分の1程度のペースで、それがだんだんと早まり2分の1、そして脈拍程度、次第に2倍に、気づけばテンポは点ではなく線になり、

___________________________________________________________

と、頭蓋骨に巻きつくように痛みが締め付けてきた。
ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうと骨を砕く勢いであった。

「お客様、フレッシュピンクジュースでございます」

タフガイが目の前に立っていた。
先ほどのやりとりなど全くなかったかのようにそこに立っていた。
表情のどこをとっても無理をしている、もしくは敵意を私に抱いている色はつゆほどもみられない。

「なあ、あんた俺を殴りたくはないのかい?」

びっくりしたようにかれは答えた。

「お客様、どうなされたのですか?!私どもに不手際がありましたらお申し付けくださいませ、、、」

「いや、もういいや。なんでもない、、、、」

彼はやはり脳みそまでもが筋肉だったのだ。もしくは徹底的にこの店に心酔しきっているのだ。透明な幻想に頭までどっぷりつかっているのだ。もう放っておくのが賢明なのだ。

「、、、、ちなみにこのジュースはなんだい?」

「はい、私どものコック見習いが体を張って作りましたあなた様のためのスペシャルジュースでございます」

「、、、、この歯もそうなのかい?」

私はアロンアルファでくっつけた前歯を指差してきいた。

「はい、その歯でお客様の欠けた部分をわずかながらでも埋めて差し上げたいとの僭越ながらわたくしからの発案でございます。料理長に掛け合い本日ようやく実現いたしました」

「さっきの青年はそれで歯を折られたんだね」

「左様でございます。彼は見習いですので」

この席に着いた時の、厨房からの妙なざわめきはどうやらこのことが原因だったらしい。
私は歯をコツコツ叩いて聞いた。

「、、、、彼は私を恨んでいるんじゃないか?」

タフガイは無風の湖のように静かに笑った。

「とんでもございません。彼のあの顔をご覧になりましたでしょう?決してお客様を恨んだりなどはいたしません」

「そうか、、、」

私の心は急速に冷めていった。
頭痛もさらに増していった。
わかりやすい展開に興ざめ甚だしかった。

狂気とは何なんだろうか。

言っておくが、私が今身を置いている光景は、全く狂気でもなんでもない。
クソめしを喰らう行為、自らを削り取り提示する行為、意味ありげににたにたと不気味に笑ってみせる行為、暴力にその片鱗を求める行為、そのあとのいかにも正常然とふるまうような行為。

それら全てはおもちゃである。
PSP的である。
面白いが、実に、リアルからはほど遠いものである。
わかりやすすぎるのである。
だから、みんな安心するのである。

どいつもこいつもそれらしく芝居ってるのである。

本当の狂気というものは、発現などしないものである。
世界の空気に決して触れないものである。
外界との皮一枚を隔てて内側にうごめくものである。
その皮が振動となり形を変えて相手に不穏を与えるものになるのである。
他人にはその本体は決して届かないものである。

そしてわかりやすく狂気性をまとうものは、皮の外側であらかじめ拵えられたただの欲求にすぎないものである。
内側のどうしようもない衝動を、他人と自分とのこの世界にどうにか進出させるための故意的行為に過ぎないものである。
無意識的であってもだ。

我々は、共通することをいかにも必要としている。
共有することに全力を傾ける瞬間が、ほぼ全ての社会性を貫いている。
求めるよりも前に社会に求められている。
社会とは、無人の有人的空間である。
特定の誰かがつくりあげてるものではない、いつの間にかあんたが参加しているものだ。

その巨大な力はわたしに共通を求める。

共有を求め続けてきた。

そこにおいて、本物の狂気が皮を通過する隙間など、ほんらい一分たりともないのである。


しかし、

それを打ち破る人間たちが現に存在するという事実が実際的にあるのだ。
皮を突き破って、そのまま己を発現する人間たちがいるのだ。

模倣ではない自己実現。

鎖を外した生命性。

ひかりをはなつものたち。

それは現実世界では通用しない非:人間的なものと見なされる。
マジョリティーが実権を握るのが現実世界だからだ。
多数が正しさに結びつくのが正しさの原理だからだ。
社会はそんな人間たちを心底恐れている。
本物の狂気におびえている。

そう言う意味では、この店も所詮お遊び、素人狂人たちの戯れに過ぎない。
狂気に恐れを抱く小心者たちが、恐ろしさのあまり自らをすすんでその空気の中に身を置く、自己防衛本能に素直なクソども、金を多少持ったビビリどものサロンにすぎない。

血を吐いた青年がこちらを見ている?

笑わせてくれるな、ハリウッド映画もどきめが。

展開に、わかりやすさは重要なファクターではあるが、そんなものはここの料理以上に吐き気を催す代物である。

私はそれを知ってここへ来たのか?
わざわざそれを確かめるためにここへきたのか?

答えはノーだ。

私はまた、さっき述べたようなビビリの中のただの一人に過ぎないのだ。
ぶっちゃけ怖いのだ。
ある時突然、皮の内側の暴走が私の精神を粉々に砕くのではないのかと、
、、、、、、怖いのだ。

だから変態料理を食べ、変態ウェイターをいたぶり、変態を装う自分を、しっかりとこの現実の座標軸に『先進的変態』として定めておかなければならなかったのだ。

ただの変態では弱いだろう?
先進的でなければ、いつか狂気に喰われてしまう。
私の中は、いつも脅威に満ちている。

シュールだって何だっていい。
狂気は発現するものではない。
潜み続けててゆくものだ。

私はコック見習いの青年の渾身のジュース、「フレッシュピンクジュース」を、くっつけた歯に転がしながら舌の奥で味わっていった。

YES.cabernet/hozzy