藍坊主 | Column
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藍坊主

Column

頭に草履?

南泉斬猫(なんせんざんみょう)という禅の話。三島由紀夫の「金閣寺」の中にもその禅の公案の話がでてくるんですが、最近何気なしに本を読み返していたらその話がやたらと心に引っかかって今もぷらぷらしてます。どんな話かはここでは書きませんが、Googleで調べれば一発で出てきますので暇があれば是非よんでみてください。俗人の俺はもとより、賢人たちの間でもこの公案は非常に難解なものらしく、その真意を完全に理解するまでになる人は少ないようですが、話自体はかなりファンキーで、思わずレッチリのフリーを心に思い浮かべてしまうほどちょっとネジが飛んじゃってます笑。つーか、こんな話をいい大人たちが真面目な顔をつき合わせて頭をひねりながら討論しあうなんて、なんて素晴らしくて羨ましい時代なんだろうと、昔の坊さんたちがねたましくなってしまいました。ちっ。今の坊さんたちも真剣に修行の一貫としてこのへんてこな話に頭を悩ませているんでしょうか。知りたい。

人間は昔のほうが聡明で、自分や外界への認識に対して真摯だったように思えてしまう今日この頃。
どこに向かっているんでしょうおれたちは。

YES.kukyouchou/hozzy

暁闇。

球だと思い込んでいたものほど、裏側から見たら正立方体に見えるかもしれない。
そんな可能性が耳の奥でヴいんヴいんうなっている。
最近よくわからなくなることが増えてきてる。
当たり前のごとく目を背けてきたものや、当然のように正しいと受け入れていた物事、実はそれらはお互いにあまり相違ないんじゃないか、むしろこいつら倒錯してるんじゃないか、ぐるんと逆立ちして俺のことをあざ笑ってやがるんじゃないか。
ああああああああ?と、よくわからなくなります。

つーか、むしろ遠ざけていた物事がおれの中で輝きを増してゆくのはどういうことなのでしょう。

俺はやっぱりニコちゃんにはなれない。
水面を歩く夕闇のように、誤解は人の信念をじわりじわりといたぶるな。頭いてえよ。

俺はこの先もずっと解放に向けて歩いてゆくことにします。

足の裏に空を感じなければ。

YES.riot/hozzy

ドロップ。

日に日に体の感覚がぼやけていく気がします。というより霧散していくというか。景色に俺が入り景色が俺に入り、意識が体からはみ出ていくというか、体が意識本体になるというか。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、な感じで。
こんな状態に突然なったらきっと、ぱちんと弾けてパンクするのだろうけど幸い髪の毛が伸びるのよりはゆったり変化していっているので、うちわでぱったぱった扇ぎながらビール片手に「なんなんだこりゃ」と考えたり、この感覚にぼーっと浸ったりできてます。
それにしてもこの症状を誰かに相談したら、普通に「うーん、病院行ったほうがいいよ」と言われかねない状態だよな笑。俺にとっちゃいいことなんですよ。色んなこと考えられるし。だからもっとぼやけたい。

「飛ばない豚はただの豚だ」

昨日初めて『紅の豚』観ました。ゲド戦記みたら、ジブリ作品で漏れている作品観なきゃならん使命感に駆られ初鑑賞に至りました。

よかったです笑。

ラピュタ抜いて一番好きかもしれない。つーかなんで今まで見なかったんだろう。不思議だ。チャンスはいくらでもあったのに。いろんな人に薦められてもいたのにね。

つーか「飛べない豚は、」じゃなくて「飛ばない豚は、」なんだな。何回もみてしまったよその場面。なんか「飛べない豚」で覚えていたから。
しかしポルコいちいちかっこよすぎ。なんだかんだ平和な映画だし(アッパラパーじゃなくて)、説教臭くないし、多分俺DVD買いそうです。

「いつか透明人間になったら、体の質量も減らして、ヘリウムみたいに上のほうに昇っていきたいもんだぜ。」ってポルコ風に言ってみたい。


さっきコンビ二にビール買いに行ったら、ハートの刺青を肩に入れた(これでもかってくらいベタなタトゥーだった)おっさんに胸を小突かれて「なあ、ロックしてんのか?きかせてくれよお前のロックをよ」と言われ、つまみにサラダを買おうと思っていた俺はなんだか情けなくなり、「やっぱ肉だよなおっさん」と、チャーシューみたいなやつを手に取って、買い物籠の中に放り込んだ。
つーかその後おっさん少ししつこくて「ロックンロール!」とか「お前のブルースを聴かせてくれ!!」とかずっと言ってきて、俺の背中に張り付いたまま離れなかったので、缶コーヒーを一本渡して、「お互いがんばろうぜ」と言ってたったか帰ってきました。
しかしなんか彼の事少し羨ましく思ってしまった。俺ももっとアグレッシヴにならなければ。

「大切なことは、目に見えないんだよ」
サン=テグジュペリの物語の言葉を近頃よく思い出します。

YES.jacopetti/hozzy

indiaについて。

もう帰国してから二週間以上たっているのにねぇ。すいません書くっていってて書かなくて。なんつーか、今回の旅、あんまどうだったこうだったって口にだすのがだんだん不当な気がしてきてしまって。不当って言い方も変だけど、なんだか今回のことは俺の中に留めておくのが一番良いって気がしてきてます。
うん。
なんつーかもともとインドに癒しや楽しさを求めて行ったわけじゃなかったし、「自分探しの旅」なんてよくわからん理由で行ったわけでもなかったし(ユウイチ君はブログでそう書いていたけど笑、冗談じゃねぇ)、何で行ったのか、理由は色々あるけど、このタイミングでインドってもの凄く妥当だったんです俺の中で。花瓶に水を張ったみたいにピタッとしててね。それで、少し大げさに言うと厳粛な気持ちを心の隅に含んで行ったので「旅日記!」みたいな愉快なノリで「僕、こんなところに行っちゃいました!」みたいなハッピーさで書くのはやっぱちょっと違くって、この場で真面目に書くのもまたちょっと違う気がしています。ので、自分勝手だけど今回は文字にするのはやめとこうと思います。

その代わりといっちゃなんですが、向こうで撮った写真を次のCDに画像として入れたいと思っているので、もし良かったらそれをみてみてください。

今回の経験を曲に還元できるようがんばります。

YES.raisins/hozzy

ここは静かだ。

無事、昨日の昼前に成田に着きました。
インドも今雨季でジメジメしていたけど、日本の方がだるーんと空気がまとわりついてきますね笑。けど、匂いがない分心地よい。

インドは予想通りすさまじい国でした。ちゃんと戻ってこれてよかった笑。まだ自分の中で旅の出来事をよく消化しきれていないので、もう少し整理できてから文章にしようと思います。

とりあえずインドはパンチしかありませんでした。

YES.japa-n/hozzy

ナマステー。

今インドのデリーです。明後日、日本に着くのだけど、駅前のメインバザールに日本語OKのインターネットを発見したので、涼みもかねて久しぶりに更新します。

いやー、疲れてます笑。

今朝ここに着いたんですが、さっきまでぼろい扇風機がくるくるまわる寝台列車に約16時間缶詰でした。周りはインド人ばっかりだし(当たり前だけど)、枕もシーツもないので背中に緊張の塊がまだ張り付いている感じです。

詳しくは日本に帰ってからレポートしようと思っています。

ちなみに、ユウイチはヒマラヤと言っていますが、今回俺は一度もヒマラヤを見ていません。行動範囲は北インドから東インドオンリーです笑。相変わらず彼は適当な男です。まあ、近いっちゃ近いけれどね。

つーかガンジス河で泳いだ次の日から少し腹が痛いんだけど。平気だろうか笑。


では、また。日本で会いましょう。

YES.ganga/hozzy

シェーシェー!

多くの祝いの言葉ありがとうございました。
もう24か笑。
初めて楽器を手にしてから10年。
そんときはベースでした。
これからも理想を求めてやっていきたいと思います。
藍坊主共々これからもよろしくお願いします。

前回のコラムで書いた「フーリガン」と言う映画。見たんですが予想を超えて面白かった笑。単なる暴力映画じゃなくて深かったです。短館系、やっぱ捨てたもんじゃないですね。

Yes.football/hozzy 

梅雨臭い朝。

嫌われ松子の一生、ブラザーズグリム、キューブ0、ダヴィンチコード、ケイゾク、ミッションインポッシブル2、キャストアウェイ、笑いの大学、同じ月を見ている、逆境ナイン、GO、ビーチ、プライベートライアン、、、ここ最近観た映画をざっと思い出してみると懐かしい顔ぶれもちらほらあります。
昔に何度か見たやつももいう一度観たくなって買ったり借りたりしました。最近の映画だと、劇場で見た「嫌われ松子の一生」がもの凄くよかったです。ユウイチも、サウスブロウのはじめも絶賛していました。松子の変な顔、真似しながら吉祥寺のいせやで一杯、したかったけどしないでやきとりの匂いだけ嗅いで帰ってきました。
あと、観なおしてやっぱいいと思ったのは「プライベートライアン」と「キャストアウェイ」。プライベートライアンは何度観たか分からない位何回も観てるけど、観るたびに新鮮で考えるべきことを目の前に置いてくれる。特に戦闘シーンは今見ても色褪せないですね。すげー怖い。あとキャストアウェイ。久々観たら「こんな面白かったっけ?」と思うくらい面白かった。トムハンクスがバレーボールに友情を抱く箇所、俺も無人島にもし漂流したら、是非参考にさせてもらおうと思いました。ウィルソーン!!泣けるね。
つーかトムハンクスがでてる映画って俺のツボが多いです。
プライベートライアンもそうだし、あとグリーンマイルとかフォレストガンプとか。ダヴィンチコードにもでてましたね。

17日から公開になった「フーリガン」と50セントがでてる「ゲットリッチオア~…」近々時間できたら見に行きたいです。短館系で最近おもしおかったやつあんまなかったので勝手に期待。「ラストデイズ」詐欺だったし!

明日の夜は「ガンジー」を観よう。

YES.india/hozzy

マヨヒガ。

俺のカッパや座敷童についての発言は決してギャグで言っているのではありません。ちょこちょこブログでもネタで上がっていたけれど、俺は大マジ。
その存在については勿論いる(もしくはいた)と思うし、彼らが誕生した発生源に対してもものすごく興味があります。
残念ながら、俺はまだカッパにも座敷童にもお目にかかった事はないけれど、昔の人には間違いなく見えていたはず。それは山深い場所やひっそりとした田舎に行けば行くほど、「なるほど」と手を叩きたくなるくらい実感します。

ゴールデンウィークに岩手県の遠野にいってきました。日本民俗学の教科書「遠野物語」を携えて時間のある限り遠野と岩手東部の海岸方面を見て回りました。
すげー良かった笑。
さすがにもう天然な状態じゃ昔の雰囲気の建物は町中には見当たらなかったけど、記念館になって佇んでいたり、その中にある展示物なんかも面白いものが多かった。
「オシラサマ」と言う神様がずらっと四方に納まっている部屋なんかは、正直鳥肌が立ちました、いろんな意味で笑。このオシラサマに関する伝説も、切なくて少し恐ろしくて、なんだか変な感じのする話で、それが生まれた背景が非常に気になる話の一つでした。
そしてカッパ!
カッパ淵という、いかにもカッパがでなさそうな怪しいしいネーミングの場所にも心躍らせながらいきました。
そしたら確かにいるぜ笑。気配があった。カッパをまつった祠にはカッパおじさんの写真がつる下がっていました。有名人だったらしいです。

人間には何だって見える。およそ俺たちが想像できることはなんだって起こりうる。
きっと多くの怪奇譚なんかは、人間がびびって見た幻覚や恐ろしくなって感じた圧迫感なんかを膨らまして創っていったんだろうなと、思います。
12月の雪山を夜通し歩き続けたら、雪女を暗闇の中にみたっておかしくないし。
だけどそれが全てだと言い切るのは、短絡的すぎる。
マジでわけわからんモノは突然現れる。
森や山じゃなくても例えばコンセントの穴のなかとかテレビの裏とか。
いないなんて誰が言えましょう。
「完全にいることを科学的に、論理的に証明せよ。」なんて言われたってできないね。だって科学じゃねーもの笑。
つーか逆に「完全にいないということを科学的に、論理的に証明せよ。」って言ったらどうなんでしょうか。そんなことは誰にもできないだろうに。
カッパや座敷童は、人の生活であり、精神であり、習性であり、そしてまたは、存在として俺らとは違う空間で生きている(生きているって言葉が適切かはわからんが)不思議な生き物として俺は認識しています。
なので、これからも時間があるときはその尻尾を追いかけて怪しいところへ可能な限り足を運んでいきたいと思ってます。
なんだかうさん臭い「自称・探検家」みたいになってきてるな笑。

ちなみにこないだの東北キャンペーンに行った時にも帰り俺だけ現地に残って、銀河鉄道にのって別行動、青森に行ってきました。
目的地は日本三大霊場の一つの「恐山」。
ここもまたすげーとこだったな。
わらじ買って帰ってきました笑。

YES.yanagidasensei/hozzy

『魚と猫とゴムとネコ』のラスト。

ハルマはだんだんと、ニクモの様子に不安を抱き始めていた。
『こうして、僕はまたここに戻ってこれたんだ。』
と、彼がそう言ってからもうかれこれ二時間は経っている。
旅の話はもうとうに終わったはずなのに、彼はまだ話すのをやめようとしない。
狂った音声機械のように同じような事を何度もノンストップでえんえんと喋り続けている。
ハルマは、自分の方から話を聞きたいとねだったものだから、余計に彼のただならぬ様子に、焦りに似た感情を募らせていた。
「ねぇ、ニクモ、一旦休憩しましょうよ。ほら、あなた喉がガラガラになってきてるわよ。ねぇねぇ、聞こえてる?私まだまだあなたの話を聞きたいけれど、少し休みましょう、ね?あなた、どんどん顔色も悪くなってきてるわよ。」
「朝日はそりゃぁもう美しくて、僕の肩に乗っていた悲しみも飛んでいっていましそうで、」
「ニクモ、ちょっと私の話をきいて。」
「その時僕は思ったんだ、虹ってものの意味は、」
「ニクモ!聞いてちょうだい!」
「鳥になりたいって、彼らはいっていたんだ。でね、僕もいつかは、」

ぱちんっ。


ニクモは、弾けるように引きちぎれて、その場にぺたん、と横たわった。
時間が、冬の水たまりのように、パリッと、音もなく、固まった。
「ニクモ!」
ハルマの叫び声がコミュニティを駆け巡った。
その反響音は、僕の背中の右上を貫いて、カーブしながら、光のない空に散っていった。
遠くのほうで誰かの笑い声が、弾けるように空気を揺らして、砕けた。

YES.lowlowlow/hozzy