藍坊主 | Column
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藍坊主

Column

銀河系の外へ。

金属マニアの僕は、より美しい金属を手に入れるため、カスロペルムという星を目指した。

宇宙旅行と行ったら一般的には宇宙船だけど、船ほどの高価な乗りものは貧乏人の僕にはとてもじゃないけど買える代物じゃない。

中古船でも7000セロムはする。僕らの国の一般サラリーマン半年分の給料に相当する値段だ。

だから彗星特急の三等室チケットを代理店のおばちゃん相手にねばってねばって土下座までしてやっと15セロムで買い落とした。

 

彗星特急は「彗星」「特急」とは名ばかりの実にノロマな宇宙列車として有名だ。

衛生的にも、とても「彗星」から連想されるような綺麗さとは程遠い、実に不衛生な環境の中にある。ドブの臭いが常にするんだよ。臭い。

ただどれだけノロマで汚くても、格安の値段と確実に目的地まで運行するという信頼で、特に僕のような最下層の出身者たちには人気がある。

 

僕はデロル出身だ。

 

デロルとは、僕らの国の階級制度において最も地位が低く、しかし最も神に近いとされている階級だ。<br>ぎりぎりヒューモ(人間)として認められている僕たちみたいな階級が最も神に近いだなんてなんて皮肉な話だろうとつくづく思う。

でも神に近いと言われることは、僕らにとって何にも変えがたい誇りなんだ。僕らデロルは日に12回の礼拝を決して忘れない。

 

僕はノミが跳ね回る三等室のベッドの上で、まだ見ぬ金属「ゼノン」のことを想像していた。

もう500近い種類の金属を集めたけれど「ゼノン」はまったくもって未知の金属だ。

聞いた話によると青と白がマーブル状に描かれて、この世のものとは思えないほど美しく発光するらしい。

更に強度がとても高く、柔軟性にも優れているため、仮にもっと多くコンスタントに採取できる方法が見つかれば世界の金属工業に革命を起こせるとも言われている。

それほど優れた性質を持っているようなんだ。

 

三等室の天井がガッタンゴットンと揺れるたびに「ゼノン」に対する愛しさが膨れあがっていく。

 

ああ、あと15時間でカスロペルムに着く。

 

 

 

 

こんな物語も幽体離脱すれば現実として実現するらしい。

 

つーか現実とは何なんだい?

 

YES.zenon/HOZZY

カメイ君、ピンが壊れそう。

ついさっき、久しぶりに、遊んだ。

化石のような毎日をここ最近送っていたなぁ、とボウリングの玉を転がしながらしみじみ思いました。

こないだの新宿ロフトのライブも久しぶりのライブだったし、昨日まで曲作りに半身以上沈み込んでいてゴポゴポと少しチアノーゼ気味だったかも。

 

アメリカから一時帰省中の友人アラキ(仮名)に会うのが目的でシャレイド(地元のライブハウス)に集合しました。前藍坊主ドラマー亀井、フジモリ、キーボン(仮名)、さとし君(仮名)、俺、で集まったわけだけど、野郎どもで遊ぶっていったらもう酒呑むかボウリングやるかしか頭に浮かばん。他になんかあったっけ。

つーことで6人そろって軽トラでガッタンゴットン決闘会場を目指しました。車のドアが叩かないと開きませんでした。

 

去年もアラキ(仮名)が帰ってきたときにボウリングやりに行ったんですが、ただ転がすだけじゃおもしろくねー、ってことで敗者に厳しい罰ゲームを課すことを決めたんです。

 

今年も勿論、罰ゲイムがありました。

それは、、、、、後で書くとして、結果から言うと、ボウリング大会は、俺の、惨敗、でした笑。

2ゲームやってダントツビリ。

腐ってるぜマジ。

「どうした俺、腐ってるのは知ってるけど玉も転がせないなんて恥ずかしいじゃないか。」

とか、別に何も思ってねー笑。

これが一番ヤバイですよね。

だれか闘争心を分けてください。

つーか亀井には勝てると思ってたのになー笑。

フジモリに至っては、4回連続ストライクとかだして大フィーバーだし、他の奴らも途中から鼻くそほじくりながら投げるぐらいの余裕っぷり。

 

正直へこんだ笑。

 

で、負けドッグとなった俺は罰ゲームをやったわけなんだけど、ここではやっぱ割愛させていただきます。

ギリギリ言えるのは「体を張ってポップコーンを手に入れた」ぐらいかな。

 

万引きじゃありませんよ笑?

 

まぁでも結局のところ、最終的には、俺は「試合に負けて、勝負に勝った」と大きな声で言わせてもらうことにします。

特に、去年敗者だった彼に。

 

YES.ARAKI!/HOZZY

レーヨン。

四角を四角いと認識すること。

砂糖を甘いと認識すること。

ソプラノを高いと認識すること。

糞尿を臭いと認識すること。

石を硬いと認識すること。

 

これが5つできる人は多いと思う。

中には障害があってできない人や、四角が三角に見えてしまう芸術家傾向の人や、糞尿をいい匂いだと思うそういう嗜好の人もいると思うけど、一般的には四角は四角く砂糖は甘くウ○コは臭いと世界はルールで決めていて、俺達はそれに従い五感それぞれの感覚をルール通り用意された言葉に当てはめていく。そして多数の人間が色々な感覚を同じ感覚として共有していく。いいねえ。

次にこれらの五感が感情に派生するわけだけど俺はマジ人間は不思議だと思う。

 

目の前に滝川クリステルが現れた。

まず『視覚』が彼女の全体像をとらえる。

「性別→女性」「年齢→20代」「髪型→セミロング」等々を認識する。

A君「綺麗、かわいい」→心が躍りだす。

B君「別に」→視界からすぐに消え去る。

滝川さんはアナウンサーになるほどの人なので一般的には容姿端麗であると言える。世界のルールはそう言うでしょう。

滝川クリステルが二人の横を通ったとき淡い香りが漂った。

彼らの『嗅覚』がその匂いをとらえる。

「香水のようだ」「甘い」等々を認識する。

A君「臭い」→躍った心がこける。

B君「あっ、、、、、いぃ、、」→ドキン。

滝川さんはアナウンサーになるほどの人なので一般的には良い匂いであると言える(多分いい匂い)。世界のルールはそう言うでしょう(きっと)。

 

一般的に綺麗だったりいい匂いだったりしても人の好みで感情はかわるもの。まぁ一般的っつーのがまず大多数の基準ってことだからあてにはなるけどピンポイントじゃないって事も分かってるんだけど、それを差っぴいてもこの五感から感情への経路の不定形さ具合は不思議だと思う。当たり前っちゃ当たり前だけど何なのコレ。当たり前だから不思議だ。不思議。藤城。

これを不思議と思ってるうちは絶望を絶望と認識するにはあまりあるな。うーん。絶望だと思い込んでたこともあるんだろうか。

 

YES.tamesue!/HOZZY

どうやら固体派じゃなかったようだ。

好物は何か?

と聞かれてもいつからかすぐに答えられなくなっていた。

これだ!ってのが気がついたらないじゃないか。

子供のころはすぐに口をついた気がするのにな。

うまいもの食ったらもちろん幸せになるけど、それらは好物とは言い切れない。俺のジャッジは厳しいぜ。

しかし。最近やっとピンときた。

「俺はこれが好物なんじゃねえか?!」と。

衝撃的でした。

こんな身近で今まで一日として口にしなかったことがないもの。

 

「水」!

 

こないだ、いつもと変わりない一日の、蝉も泣き止む終わりごろ、何の変哲もない自販機で何気なく買ったミネラルウォーターが唸るほどうまかった。人生観が変わるほど。

「ハンパじゃねー!」

まるで何かを悟ってしまった風に空を見上げた程です。

近すぎて見えていなかった、飲みすぎて麻痺していた、しかしよくよく思えばよくもまぁ23年間飽きずに口にしてるもんだとなんだか改めて感心してしまいました。

しかし冗談抜きで、「水」の奥深さと包容力に今骨抜きです。

好物が明確になり少しだけ人生が明るくなりました。

 

ちなみにタクロウ君は「丼マニア」です。

郡山にあるそば屋のカツ丼が好きらしい。

 

YES.menthol/HOZZY

ホタル堤燈。

田んぼに舟を浮かべて宴会をする小柄な和服たち。

月も見えない真っ暗な夜に、青白い光をまとって彼らは祭りをしておりました。

酒を呑み、歌をうたい、舟の上で踊り、何故か釣りをする人物も。

中には白無垢に角隠しの花嫁もいて、今思えばあれは彼ら流の結婚式だったのかな。

陽気な音頭が田んぼの水底から響いてので目を凝らすとCDラジカセが沈んでいました。

笑い声や会話(日本語じゃなかった)から漂う「間」がもう異世界臭ぷんぷんだ。

ふむふむふむ、これは人間が見てはいけない光景だ。

すげえラッキー。

と思った瞬間、目が覚めちまった。

 

しかし、鮮明だったな。

 

YES.ciocai/HOZZY

うるさい静寂、静かな騒音。

部屋に突然アマガエルが出現。

まだ「おたまじゃくし」から「あまがえる」になったばかりであろうミニマムな若造でした。

多分網戸の穴から進入してきたのであろう。

網戸の穴。煙草の火で開いた穴。揺れ動く心が作った穴。馬鹿の穴。

 

こんな時分の季節、遡ることウン年、友人Tと満月を肴に俺の部屋で酒を呑んでいました。そのうち網戸にとまる羽虫がやたらと気になりだした友人Tは、いつの間にか俺との会話もちぐはぐになるほど気づいたら意識が網戸に集中していました。

ぷかぷかと絶え間なく吸っていた煙草の煙を網戸に吹きかけ、羽虫の様子をじっと観察していたようだけれど、一向に虫たちは逃げようとも力尽きる気配を見せようともしない。

それが気に入らなかった彼は煙草の火を網戸に近づけ虫を撃退しようと試み始めました。

はじめのうちは俺も面白半分で見るともなく彼の行動を眺めていたんですが、よくよく網戸を見ると点々と網戸に穴が開いているじゃねえか。

「おい!やめろバカっ」

と俺が声を荒げたとき、やっと彼は彼の煙草の火が網戸を溶かしていることに気づいたようでした。馬鹿です。

集中するのはいいことですが、網戸に穴をあけていることには気づけ馬鹿。

そういうわけで、その後、点々と穴の開いた網戸は、夏に近い季節を迎えるたびに虫を俺の部屋に招き入れる広き門となったわけです。

しかしアマガエルとはでかい獲物がやってきたもんだ。

つまんで庭にある夜露に湿ったナスの葉に乗せてやりました。

とても困った時に、あのアマガエルが、蜘蛛の糸のように俺を助ける材料になることを密かに願って、就寝。

YES.koo/HOZZY

ネム。



のか

たまり

をネジに

して三角形

にはめていく























あ く び が で る ぞ 。

 

 

YES.amo/HOZZY

Lumo,Akvo,Esto。

昨日今日と、もの作りがうまくいったので最近家では自粛しているウイスキーに氷を沈めて今なめてます。沁みるぜ畜生。

一杯だけ、一杯だけにとどめよう。ウーン。

 

レモンの匂いを嗅ぐとウイスキーが呑みたくなるのは俺だけではないはず。だと思ってますがどうなんだろう。

レモンは「檸檬」と書くことに最近気づきました。

「アップル」「ブルーベリー」「レモン」。

ちょいと少女趣味な響きのするこの単語達。

でも実際気持ち良いしイメージも新鮮で色あざやかだ。おう。

同じカタカナでも「ブルドッグ」は、どん、としてる。

ブルドッグソースは好きですけどね。

 

ああ、ウイスキーのプールで溺れたい。

監視員はワタナベタクロウ。

 

殴られるな。

 

YES.Zamenhof/HOZZY

牛豚鳥魚ミミズ。

初ワンマンライブ無事終わりました。

一緒に空間を共有した皆さんどうもありがとう、良いツアーの締めくくりになったと思います。

またワンマンそう遠くない日にやろうと思っているので次回もよろしく。

次はもうちょい曲多めで笑。

 

思えば渋谷の日まで二週間以上禁酒禁煙しておりました。

別に俺の場合、煙草と酒をやめたからって歌がよくなるってわけでもないんですけど(逆に両方やってる時の方が調子が良い場合があるし)なんというかよくわからんけどケジメ的な心理が働きやめとりました。特に今回のツアー出る前まではバカみたいに酒ばっか呑んでゲロ吐いて煙草をふかして物を壊して、こんなことばっかやって周りに迷惑をかけ、しまいには記憶がない事もしばしば。「お前は最低だ」と言われても胸に何も響かない。「破壊が俺の愛なんだ!」とか言ってたらしい始末。

いけませんなぁ笑。すまんかったよ皆。ごめんなさい笑。

でも、俺が禁酒しようと思った一番の理由は皆に申し訳ないと思ったからじゃあないんです(すまん笑)。

勿論それもあるけれど、何よりこの理由。

 

「酒ヤケ」

 

酒ヤケです。

この年で酒ヤケっぽいのになっちまった。やべーだろ。

マジで気づいたら顔が変な色になってたんですよ。メンバーにも「お前随分日に焼けたなー」とか言われてたし、酒呑んでないときも「呑んでる?赤いよ。」と言われたり、おかしい、変だ変だ何なんだ、と考えてたら「ああ」と気づいちまったわけです。

案の定、酒を絶って何日か経ったら顔色もとに戻りました。

この回復力はまだ若さがある証拠ということでいいでしょうか。

 

つまりそういうことで俺はよくわからんがケジメをつけようと(自己中なケジメだな)完全禁酒、ついでに禁煙を試みたわけです。

もちろん、迷惑かけてる皆に対しての反省の念も込めて。

顔色変わるのはさすがに溺れすぎだわな。酒解禁したこれからも抑え目にしていこうと思ってます。

 

しかしワンマンの日に久々呑んだ酒はうまかったです。

しかもこの日の打ち上げで俺はちゃんと「おとなしく」呑んでいました。この変化をもっと評価してくれよ笑?

本当に皆素晴らしく心の広い人達ばかりです。

面倒くさい変人ばかりですけどね。

これからもよろしく。

いつか山とかに埋めないでくれよ笑。

 

YES.050713/HOZZY

ロウロウロウ。

ツアーファイナル、渋谷ワンマンまであと2日。

ぐいぐい明後日に引っ張られているような心地よい引力めいたものを感じてます。

天井に張り付く夢でも見そうだぜ。

PESTティーシャツ追加したようなのでご安心ください。

一応今回のツアーTシャツなんで締めとも言うべきファイナルで

「売り切れちゃってありませーん!あははん」なんて適当なこと、お天道様は許してもこのPESTの化身ホズィーが断じて許しません。つーことでリラックスしてライブにやってきて下さい。

昔ギリシャのイカロスはロウで固めた鳥の羽で太陽を目指し、落ちて命を失ったそうなので(何度この歌を思い出しても不気味さと不快な笑いを覚えます)皆さんも無茶はせず当日ライブを楽しんで下さい。よろしく。

 

YES.Mendelsohn/HOZZY