藍坊主 | Column
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藍坊主

Column

フィリピーナ。

MINAMI WHEEL 2005、ビッグキャットでのトップバッターをやらせていただき光栄でした。大阪行ったらもうFM802聴きまくります。
また年末にワンマンいくので皆さんよろしくです。

「わなか」のたこ焼きクソうめぇ。おばちゃんがサービスしてくれた一個のたこ焼きに大阪の隠れた愛が凝縮していたよ。タクロウさんがそれ食べちゃったけど。

ペンキで部屋の家具を白く塗ったら黒よりもかはましだけど、まだ腰が床に着地しねぇ。アイボリーとかクリーム色とかそこら辺だったらしいです欲しかった色は。パソコンのモニターも黒い所全部塗ってやる。

どなたかの書き込みで見たけど「hozzy」って小文字で表記するのもなんかポップでいいですね。

YES.802/hozzy

〆アクリルで描いたナナバナナ。

繋がる回路。

同じ夢を見る。
というかシチュエーションは毎回違うけど同じ場所へたどり着く夢を見る。ここ一年で4回見ました。
夢の中を歩いていると「ん?ここは来たことあるぞ」とふと見慣れた景色に気付き、そうするとそこから先は予想通りの世界がいつも広がっているわけです。そこは四方崖の壁に囲まれた空間で、白い砂浜&ギリシャの街から見える地中海さながら真っ青な海(というか波打つ池)が真ん中にぽつんとあり、空は日差しの強い青と白。
言ってしまえば妙に開放感のないリゾート地のような場所。
けど閉塞感はなく、そこから夢特有の恐ろしい展開が始まるでもなく、ただただ目が覚めるまでそこにたどり着くまでのプロセスを組んだストーリーが続いていくだけなんです。とても気分が良い夢ですな。
一昨日4回目を見たんですが、映像が綺麗でちょいと感動的でした。

①小船に乗り、砂浜の上を進行。乗員は案内人合わせて5人。俺を含めた3人が友人、一人は先生(何の先生かは謎。女教師)。誰一人あったことがないしもちろん顔も知らない。名前はない。
②砂浜を進行中に木の柵の向こうに古びた椅子がたくさん並ぶ風景をみる。淡い光が椅子のひとつひとつに差し、背景は白い崖。藤のような木が所々にある屋根に絡んでいてとても綺麗。案内人が何か言っていたが忘れた。
③突然、目の前に海が出現。小船は波に乗る。風が吹く。しばらくしてどこかの浜辺に到着。人々が肌を焼いている。
④友人の一人が迷子になっていることに気付く。集合場所を決め、手分けして探すことにする。先生はなぜかアーミー系の格好に変わっていた。
⑤一人になった俺は防空壕のような洞窟を発見。中に入ると、腕時計が土壁にかかっている。テーブルがあり、誰かが最近までいたような生活感の名残を見る。とてもかなしくなって外へでる。
⑥ひたすら真っ白な海岸沿いを歩いていくとだんだん見慣れた風景に出会うようになる。出口の見えるトンネルを発見。また来てしまったことに気づく。
⑦通り抜けると前述した光景が広がっている。ここでおれの存在は消え、映画をみるように視点がひとつ外にはずれる。
⑧先生がここで迷子になった友人を見つける。しかしなぜか先生は罠にはまる。友人が敵から身を守るため(敵なんかいたんだ)仕掛けたらしい。先生しびれて動けなくなる。友人は先生に謝るが「でも先生がかかってくれてうれしいよ」と笑みをもらす。決して悪意や気持ち悪さは無く、純粋に照れた感じ。この言葉がとても鮮明に頭に残っている。
⑧先生が何か言って微笑んだあたりでブラックアウト、目が覚める。

こんな感じでやけに鮮明でした。1、2、3回目も若い順にまだよく覚えてます。前回は恐竜が暴れる中、バレーボールをしていました。
この夢の場所へ次に行くときはどんなストーリーが用意されているのか楽しみであります。

YES.dream/HOZZY

ピカデリー。

最近小田原から引越しました。
一人暮らし再開です。
とりあえず部屋を借り、雰囲気だけで新しい町へ来てしまった。つーか一ヶ月前まで降りたことすらない駅でした。半分以上ノリで来ちまったんじゃねーかって気がする。うむ。
住む決め手となったのは映画館があること。それとなんか静かなイメージがあったこと。「映画館なんかお前あんまいかねーじゃねーかよ」ってメンバーにこないだ突っ込まれたけど、そういうことじゃないんだよ。『映画館へ徒歩5分』これが重要なんです。映画館に行くのに歩いて5分ですよ?その事実だけで俺は満足するよ。ファンタジックだよベイべー。
あとは駅からはなれれば山なんで実際静かです。良い。
そんな感じでネットを繋ぐにもまだ時間がかかりそうなので、今日みたいに事務所に泊まるかなんかした時にこまめに何か書こうと思います。
寝袋は体が痛くなる。
飯を何年かぶりに作ったら以外と食えた。次はキノコをバターで炒める。そんな絵がずっと頭の中を駆け巡っています。腹減った。
YES.cinema/HOZZY

白。

金属の輪っかを三つ通り抜けた時、僕は重力から解放された。
半径50センチ程のこの輪っかはキュー海岸の砂浜にそれぞれ斜めに立ちながら刺さっていた。アルフェゲという友人が僕に宛てた新しいメッセージだった。
「右手にリンゴを左手に包帯を」
文字も言葉も捨ててしまった彼はテープレコーダーのようにこの海岸に想いを記憶させる。僕は4日に一度ここを訪れて、彼の伝言をキャッチしにくる。僕には彼のようなやり方ができないからメッセージを絵に描いて置いていくことにしている。彼はそれを何故かしきりに「霧雨のようだ」といつも伝言の中で繰り返していた。ただ僕らはお互い顔を会わしたことは一度もなかった。アルフェゲの顔も体型も実際のところ性別さえも確かなことは会ったことがないからわからない。しかしそこは僕らには重要ではないのだ。重要なのは、僕らが「同志である」という事を確信し続けること。「解放」に向けて歩みを止めないこと。これが僕らのつながりのほぼ全てだったと言っていい。そんな僕らは、彼のおかげでとうとう先日「解放」された。重力を失い、長い葛藤を失った。タクロウはそんな僕を遠くで眺めていた。
YES.cue/HOZZY

キュウリマン。

暖炉に頭を突っ込んで、煙突の口から見える長方形の空を眺めていた。時々風に揺られてススがはらはらと落ちてくる。何粒かは鼻の上に舞い降りて何粒かはそっと顔をかすめていった。もうかれこれこんな風に寝そべって4時間近くが経つ。実際は2時間ほどかも知れない。なにしろ一昨日時計を無くしてから自分が何回食事をしたかも思い出せないほどずいぶん時間音痴になっている。基準が無い今時間はひどく伸びたり縮んだりしていた。そんな心許ない感覚的4時間の中、小さい空に見えたのは鳥だけ。晴天で雲もない今日の空は退屈を極めていた。変化をくれた鳥達に感謝した。そいつらはトンビ2、ツバメのような鳥1。トンビは同じやつがまたやってきて飛んでいただけかもしれない。区切られた狭い空からは彼に仲間がいるのかどうかさえわからない。ツバメのような鳥も小さすぎて判断がつかなかった。だから勘でツバメということにしておく。私はツバメが好きだ。食べたくなるうしろ姿が好きだ。
暖炉。使われなくなって随分経ちそうなこの暖炉。薪をくべて火をおこし部屋を暖めるだけが暖炉の使命じゃない。それを私は証明したかった。頭を突っ込み長方形の青空を眺める事でそれに近づける気がした。サンタクロースが今煙突に飛び込んできたらさぞ驚くだろうななんて、ここで今私が死んだら発見後きっと変死体として処理されるんだろうななんて、世界中の木々が突然真っ青に染まったとしても今の私には知ることができないんだよななんて、メーワイは元気でやっているかななんて、私は少しまどろみながらとりとめのない思考をつなぎ続けていた。
YES.tori/HOZZY

石造りL字型。

フライパンが生えた午後のミュラル通りを片足のメーワイは浮遊していた。左足に三色の包帯を巻きつけて、水色の一本だけを垂らして引きずっていた。彼のくしゃみはいつも正確に「ラ」の音をだし、あくびは「ファ」の音をだす。ギター弾きは彼によくコショウをふりかけた。最低でも10回は響き渡る「ラ」の音にギター弾きは急いでチューニングを合わせる。そしてそれが終わるといつも3セロムを置いてどこかに消えていった。メーワイはその度に鼻水と涙で顔をグシャグシャにしたが決して怒ることはなかった。地面に転がる錆びた1セロム硬貨三枚、彼は無言で拾い上げると腰に下げた空き缶にカランと放り込む。こうしていつからかコショウを浴びた日は小麦粉とフォークが買えるようになった。
メーワイが左足の膝から下を無くしたのは353歳になった年。卵の食べすぎが原因だった気がする。そして俺は眠くなっていた。寝るべ。

凝視。

久しぶりにゲロを吐いた。
珍しく独りじゃなく友人達と呑んだもんだから、楽しくなってネジが飛んでしまった。物は壊してません。腹は壊しました。
月いいですねー。
素晴らしい出来栄えですな。
月と太陽、どっちかあげるって言われたら俺は月をもらいます。
どっちかっていうと月の方が好きだという人の方が多いんじゃなかろうか。って勝手に思ってるけど、多分そうなんじゃないか。
太陽は存在がでっかすぎるべ。
なんかイメージ的におっかねー。
怒るときもニコニコしてそうな人のようで、仮に知り合いになったとしても仲良くはなれんタイプだ。
「笑ってんじゃねー!」って酔っ払ったら言っちゃいそう。
で、その後謝って許してもらったとしても打ち解けるっていうより妙にお互い気を使いあっちゃってその微妙な距離感に余計気まずくなりそう。んな感じを抱く。太陽様に。
けど太陽がなかったら月も見えないんだよな。寒いし。
月は良い、色んな意味で。
ゲロの味にはやはりまだ慣れることはできません。
しんどかったぜ。
YES.evian/HOZZY

ブルンッ、とやってきて。

おいおい、何やってんだよ。そこで立小便するんじゃない。
さっきそこで俺は星と月を眺めていたんだ。あぐらをかいて神聖な雰囲気に浸っていたんだ。何やってんだよ。いちいちそこでするこたねーだろーが。おいおい。1メートルはずれれば原っぱじゃねーかよ。なんてこった。胸が痛いし気分わりーよバカヤローが。ダッシュで突っ込んで跳び蹴りをかました方がいいだろうか。もしくは奇声を発しながら狂人さながら威嚇して追っ払うべきだろうか。警察に通報してさらし者にしつつ俺も一緒に説教かましてやるべきだろうか。つーか今携帯持ってねーし。電話しても警官来る頃には奴はとんずら万歳だぜファッキンジーザスクライスト。どうしよう。悩んでる暇はねぇぞホジ山ー。
ブーンと小便男は車に乗ってそのまま消えていきました。
あー。
つーか、あり、え、ない。
奴が小便かけたのは「道祖神」なんです。
道祖神ですぜ!?
道祖神てのはお地蔵さんみたいなものです。ありえないだろ?
月光の下残された俺は、彼の不運を強く強く強く強く祈りました。万死に値するぜあのバカは。
そしてまた、びびって何もできなかった自分にも(アウチ…)すっごい嫌悪感を抱いたので、その後ジョウロに水を入れて道祖神様を洗わせていただきました。
つーか神様に小便かける奴には俺はかかわれん。恐すぎる。話しかけた瞬間にブスっといかれそうで非常に恐ろしいであります。
男子諸君ー。立小便は、相応の場所でしよう。そうしよう。
YES.september/HOZZY

ルレロ。

石を砕いてるのは砂場の砂が残り少ないからだよ。
トンネルを作らないと帰れないんだって。
僕らシロツメクサでよかったね。
よかったね。
「じゃあ今日の月を三等分して、右上が君、下があの双子の弟、左上があなた、それが君たちの取り分だ。」
また月をもってかれちゃうね。
もってかれちゃうね。
もう4日目だね。
ううん、5日目だよ。
トンネル大きいね。
崩れるね。
シロツメクサでよかったね。
よかったね。
YES.chimpan/HOZZY

ボエー。

なぜあの時、

見落としてしまったんだろう。

言葉を飲み込んだんだろう。

迷いを放棄したんだろう。

悩むことに耐え切れなかったんだろう。

 

何故なぜ何故なぜ。

今でも思い出すと背骨の辺りが不安になる物事がたくさんあります(「痛み」というより「不安」と言ったほうがしっくりくる。未来ならともかくもう終わった過去に不安を抱くなんて変な話ですけど)。

酒のむと時々そこら辺敏感になって「クァァァぁぁああ」ってきますね。酒と哀愁の宿命的結合。

もう独りのときはたまらん。

 

しかし、だからといってこれは俺にとって毒なのかと考えたら、俺は首を横に振る。つーか毒だとしても飲む。吸う。食べる。

アホな話、俺が仮にタイムマシンに乗ってネコ型ロボットと後悔の元を修復しまくりに行ったら充実した心を手にすることができるのかといえば、多分、つーかおおいに「NO」。

そんなことしたら中身が空っぽに、水なし風船ヨーヨーみたいになってしまう気がしてなりません。後悔はきっと俺の左半分(超適当)を埋めて形作ってくれている。多分。おそらく。

 

俺は後悔ばかりしていますが、そうすることに溺れて酔っている気も大分あります。ので、この後悔党党員の言葉は話半分に聞いてもらっていたほうがいいかもしれません。

 

S君、間違いだらけでいいと思うぜ。

人の体や心を殺しさえしなければ。OK?

 

YES.doraimon/HOZZY