チッコリーニ。

チッコリーニ。

スイッチが、カチッと入るとLEDランプが灯るのだけれど、ズイーンズイーンと気だるい音が空間に広がっていくだけ。ジャラジャラとたいそうな鍵の束をしのばせて真剣に一つ一つ鍵穴に差し込んでいくんだけど一向にカチリと反応しない。舌をぺロっと出したカメレオンがカメレオン語でカメレオンへの愛を俺に表現してきても何もわからんように、時間が俺の中から少しずつ抜き取っていく俺の感覚や感情に対して「今日は4感覚13感情いただきまーす、佐々木君」って語りかけてきてたとしても、おいっ何もわかんらんよ。ウンコを垂れてケツを拭く連続性に加えて感性感覚も便器に垂れ流しているかのごとく俺はたくさんの感覚を年フルごとに失くしてる。

もう「JINRO」は不味くて呑めないし、セブンスターも吸えなくなった。つまらない事も多くなった。

いつだか自販機の下を何度も覗いてやっと集めた金で買った缶ジュースと、今目の前に転がってる缶ジュースはどうみても同じ世界のものじゃない。重みがちげーし、味がちげー。

しかしそこは自覚があるから良しとしよう。

恐ろしいのは無自覚に自分が変化していくこと。特に物事に対して鈍感になっていくこと。辛いなーこれ。

つっても、この鈍感さで昔からよく人を傷つけるな俺は。ははは。

 

どうやら俺は酒乱らしい(今は素面です)。

 

YES.salyu/HOZZY

hozzy