くちばしでくわえて。

緩やかな風に喉元をさらして、気を抜いたら息の根が止まってしまいそうな日没に身を沈める。
言葉はもう遠くに流れ、形をなくして虚ろになった。
何のためにこの場所に佇んだのか、もう理由を手繰り寄せることができない。
僕は四枚目の翼を折ると、ただのイノシシになった。
肩を震わせる自分の影が、地面に揺れる。

「イノシシは翼を持たない。だから走る。僕は走らない。だから空に流れた。」

飛んでいる、飛んでいる、墜落が、飛んでいる。
走ってる、走ってる、衝突が、走ってる。

あの大きな樹にぶつかって、気絶するほどぶつかって、角を丸めてぶつかって、まばたきせずにぶつかって、突き抜けたい突き抜けたい突き抜けたい倒れたい。

イノシシ。イシシシ。イッシッシ。

イックシ。イックシ。ダッフンダ。

YES.lofwon/hozzy

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