頭に草履?
南泉斬猫(なんせんざんみょう)という禅の話。三島由紀夫の「金閣寺」の中にもその禅の公案の話がでてくるんですが、最近何気なしに本を読み返していたらその話がやたらと心に引っかかって今もぷらぷらしてます。どんな話かはここでは書きませんが、Googleで調べれば一発で出てきますので暇があれば是非よんでみてください。俗人の俺はもとより、賢人たちの間でもこの公案は非常に難解なものらしく、その真意を完全に理解するまでになる人は少ないようですが、話自体はかなりファンキーで、思わずレッチリのフリーを心に思い浮かべてしまうほどちょっとネジが飛んじゃってます笑。つーか、こんな話をいい大人たちが真面目な顔をつき合わせて頭をひねりながら討論しあうなんて、なんて素晴らしくて羨ましい時代なんだろうと、昔の坊さんたちがねたましくなってしまいました。ちっ。今の坊さんたちも真剣に修行の一貫としてこのへんてこな話に頭を悩ませているんでしょうか。知りたい。
人間は昔のほうが聡明で、自分や外界への認識に対して真摯だったように思えてしまう今日この頃。
どこに向かっているんでしょうおれたちは。
YES.kukyouchou/hozzy