僕の両指をかすめて。
タバコやお香なんかの灰が皿からこぼれ落ちたとき、もの凄くやってしまった感に侵されて気分が萎える。
こいつがカーペットなんかの繊維系敷物の上に落ちたときなんてのは焦げる恐れと合わせて最悪であります。
灰ってやつはまず指でつかめない。触れたら確実に崩れて余計に始末がつかなくなる。けれど結局どうにかしないといけないもんだから、とてーも優しくこいつをつまもうとする。息も止めて真剣に、です。しかし結果崩壊、固まりは無数の粉にかわる。あらあらやだやだ。だから始めっからティッュペーパーかなんかでごっそりとっちまえばよかったんだバカ、なんて文句垂れたところで結局もう一回同じような行動をとるに決まってる。俺には分かる。つまるとこ面倒くさいんです。初回にティッシュを取りに行くのがすげえ面倒くせえ。崩れたらもっと面倒くさくなるのはわかってるけど、一次的に「ティッシュを取りにいく」という行為が面倒くせえ。二次になって初めてティッシュ登場の具合がおさまりいいのです。
たかが灰でうだうだと失礼。
灰は触れたら崩れてしまう、灰ではなくなってしまう、別の何かに変形する、けれど触れなきゃどうにもできない。
灰は我々人間の言葉のように思えてしまって、わけわからん告白を述べるに至りましてしまいまして。
「つまり言葉は灰ってことさ、マドモアゼル」
体躯を寄せて、儚げに。。。
ぶぶぶぶん。
ふぃー、今日は曲作りはかどりました。色んな意味でとんでもねえの用意しているつもりなのでお楽しみにしていてください。
焼酎が骨身に刺さってしまった、ヨ。
おやすみなさい。
YES.ash/hozzy