皮膚中セミフィーバー。

ひぐらしが朝に鳴いている。
ひぐらしなのにおかしい。

夜明けはいつも遠くにある。
一日で一番遠くにある。

遠い夜明けの雰囲気くん、つぶつぶはじける前に遠く遠く、どんどん遠くへずんずんずーん振り返りもしねえずら。

夜は近い、昼はもっと近い、夕方は少し離れて、夜明けは一番むこうにある。

床に汗だくコップの鈍光、齧った氷の頭蓋の響き、胃はびっくり、されど心は安し、あーん静かだなあと思ったら、びびび、ぎぎぎ、びぎびぎびぎっ、ぎょぎょぎょぎょぎょーっとアブラゼミどもがまたぎちぎちと熱風を回し始めてきやがった。涼み難し。

階段にいっぱいころがっていた。
近づいたらびちびちいって飛んできたやつもいた。
蛍光灯がガス噴射機に見えた。
カナブンものたうって腹を見せていた。
蛾はいつものようにへばりついていた。

定着するかしないかの色相で空き缶に映る窓の外。
物干竿がしなって見える、空はもう灰色デス。

朝がきちゃった。寂しいdeath。

deathってふるいdeathか?

そうdeathか。

YES,tape/hozzy

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