残骸たち。
愛とは知らず、ぬくさの海に浮かんで眠り、
光り輝くその先は、自分を母と呼ばさせた。
それとはしらず、きづけば太陽の下に居て、
噛み砕いていたのは、真っ白な砂糖菓子だった。
気づけばそこに、僕は居た。
気づけば僕は、僕だった。
これから僕は、瞬間のすごさを君に言おうと思う。
空、君、風、月。
空は空より大きいんだ!
君は君よりあったかいんだ!
風は風より優しいんだ!
月は月よりやらかいんだ!
飛び込んできた空は、空よりずっと大きかった。
抱きしめた君は、君よりずっと暖かかったんだ。
混ざって溶けて、一つと思うまえに既にひとつで、ばらばらじゃない。
しゅんかん。
世界とぼくらは、いつもひとつなんだよ。
かいていた。えりあしを。そうだ、3日お風呂に入ってない。
かじってた。親指を。そうか、もうごはんの時間。
わらってた。鼻先で。そうだ、ぼくはあなたがきらい。
泣いていた。全身で。なぜかは、なぜだかわからない。
よくみてごらん、この瞬間を、事実、瞬間が僕より先を生きている。
言葉には力がある、感覚を無力にする、力がある。
詩には力がある、言葉をぶっ壊す、力がある。
さらさらとなでる、ジャージ、青いナイロン、その感触、0と1のあいだ。
僕にはもう簡単には、ネジは外せないけれど。
パンロックに浸かり、カートコバーンを愛し、27でお前も、死んでもいいと思ってた。
悪いがベイベー今は、死んでも生きなきゃなんねぇ、お前はどこに行くのか、お前はどう思ってる?
けど、どういうわけか、目をみ開くこの世界、ひどくぼやけてる、厚みがまるでない。
薬で治るほど、物質的な心を持ってるつもりは、ない。
みんなみんなみんな、貧困や、戦争や、あいや、未来に、不安をかんじてやがる
なぜだ?なぜだ?お前らは幸せか?こころがぶっこわれはしないのか?
距離0センチのこの瞬間が、ぼくにとっての大問題だ。
整頓された世界、学校教育に哲学を本格的に導入した方がいい。
教育は、害がない程度に子供を泳がせる、人間は機械じゃないと、さわやかな文句とともに、不自由なじゆうをうたう。
月にいった夢を見た。ロケットで遠くまで、なぜだかタクロウは、ボウズだったんだ。
空転する感覚!
一方通行の主張!!
君にはどう見えている?
僕がおかしく見えるなら、その感じを、是非とも、大切にしてくれ。
その感覚を!!
僕は僕よりもっと遠いのです。
感覚を捨てた代わりに、僕は言葉を手に入れた。
狐のワルツ。
今日はパパの誕生日、木の実をたくさん集めましょう。
カエルは二匹、つがいで仲よさげ。
その手触りを、窓越しにたわむ光を、たしかにつかむその場所が、目を閉じた闇に、皮膚を映す。
だから、君を愛せば愛すほど、僕は愛に満たされる。
君が肩を叩いたから、僕は振り返ったんじゃない。
目に飛び込んだ君を見て、振り返ったことを知る、肩を叩かれたことを知る。
瞬間はものじゃない。
時間の順序を大切にしたい。
生きた生きることに触れ続けていたい。
YES.time/hozzy