歯から浮かび上がるものたち。
影ばかりを追い求め、姿形を隠し続け、見えるもの閉ざし、差し伸べられるものを退け、声を出すことをためらい、力に触れることに怯え、うつろなものたちを愛し、光り輝くものを憎み、あなたと呼べるものを否定し、口に映るものを信じず、描かれうるものに興味を抱くことも無く、人の温もりがわずわらしく、雑踏の中に安らぎを求め、嘘の中に真実を探し、溶けるものをひたすら探し続け、とどまりうるものに埋まりながら、よくぞここまで生き続けたものです、わたしは。
乳白色のマザーファカーさん。
あなたに幸福あれ。
わたしは、あなたよりいきることになるでしょう。
なぜなら、わたしは酷く強いからです。
恐れることを、恐れて言うならば、所詮、形にしか過ぎないのですから。
私を抱きしめられるのは、形あるものには無理なのであります。
だって、みんな、なんとなくなんでしょう?
わたしは、ここにいるんです。
だから、息をしていきているんです。
コンピューターは、いきをしていますか。
してますね。
だっていたくなるもの。
痛い。
画面っていたい。
わたしはまだしにたくないもの。
ゲテモノのいいところは、うそがないところ。
どこまでいってもゲテモノです。
全てがそこにすべてある。
いいかえるなら、反映する。
だから安心して眠れるのです。
大量に、必要になる物質も無い。
脳みそに送る過剰な合成信号も必要ない。
化学物質は、便利ですが、やっぱり嘘なんです。
私たちが、私たちの手で生み出したものでなければ、分泌したものでなければ、結局酷くなるだけです。
だって、あたし、ちょっとあたまおかしくなってるもの。
文字がおそってくるもの。
わかりますか。
わからなくていいのですよ。
砕けるのは、楽じゃない。
だけどとっても簡単なの。
変態料理屋に愛を込めて。
i love me.
そして私は、その歯を、つまみ上げたのだった。
YES.you/hozzy