9月 2010

エレガントな答え。

小学生の国語の問題です。

問題1

空らんの□にはいることばをひと文字、漢字で書きなさい。

雪がとけると□になる。


さあ、あなたはなんて書くでしょう?


昔、新聞にのった、とある小学生のテストの問題。
普通に小学1年とか2年とかの国語のテストにでていた問題らしいのですが、
とあるひとりの小学生の子が、これに素敵な答えを書いたってんで新聞で取り上げられていたのだそうな。

そしてこの話が新聞に載った当時、ちょうど小学生だった俺に、うちの父親がこの新聞の問題の話をしてきました。

「さあ、答えは何だと思う?」

私は、「川」と答えました。

普通だったら「水」とかって書くんだろうけど、わざわざ新聞に載る出来事なんだから「ミズ」なわけはないだろうと、子供なりに考えての回答でした。

「ああ、お前も想像力がないなケンタ、普通だふつう。間違いじゃないが、ふつうだ凡人だ」

カチンときましたが、他に何にも思いつかなかったので、答えをきかせてくれと頼みました。


新聞に載っていたその回答は、

「春」


でした。


いまだにびびっとくる笑。
小学生がこの詩的な回答を、学校の国語のテストって閉鎖された枠組みの中で、思いつくって半端無くすごくない?
その答えをきいて、すげーってやっぱ小学生の頃の俺も思いました。
しかもこんな問題が出るのって1年生か2年生でしょ?
びびっちゃうよ。

雪を、そのまましか見ていなかったら、~になるって言ったら「水」に関連することからなかなか抜け出せない。
雪をもっと広い範囲で捉えられないと「春」ってでてこない。

いまだに、同じ問題出されて答えを知らなかったら、おれはきっと「川」って答えるでしょう笑。

ある小学生のとらわれないものの見方が、未だに、少なくとも俺の心には印象に残っている。
イマジネーションが人に感動を与えるってリアルを、名もなきその小学生から未だにもらってます。
思い出すもんこれ。
刻まれてる。
その彼(彼女?)が今はどんな大人になって、どんな風に世界を眺めているのか。
知る由もないが、きっと素敵な大人になってるに違いない。

あなたが始めから□に春といれたなら、もしくは全く新しい違う答えを入れたなら、俺はずいぶん尊敬する笑。

その感覚をわけてください笑。

YES.spring/hozzy