白いオーラ。

夜中の静まり返った台所の、蛇口ひねった軋み、しゅわしゅわと泡立つコップの中、ごくごくと頭蓋に響く喉の音。
膀胱はもうすっきりし、半分眠ったままの視界。
なんという安心感的な瞬間なのだろう。と、また思ったのだった。
このような時間のポテンシャルは、相当深いものを秘めていると思っている。
不眠気味に、もしくは酩酊状態にでも陥っていなければ、ほぼ私は安定して幸せを感じることができる。
夜の台所に、ここだけは暗闇の刃が届かないぞ、という膜をおびたような空気感を感じる。

夜の冷蔵庫の音も好きだ。

しかし、

眠りなさい。
世界より深く眠りなさい。
空より深く眠りなさい。
目覚めるときに、起きなさい。

眠りは太陽、風、時間。
根源的に与えられている恵みの一個なんだと。

コップのしゅわしゅわ、ごくごく。
あの安心感を、びっちりと眠りに結びつけたいのだ。

深く眠るのって、実はすごい努力がいることなんだとわかってきた。
太陽や、風や、時間のように、少しでももっと知ろうと思えば、変われるのかもしれない。

ここ数年、眠りが浅いことがようやく自覚できるようになってきた。
眠りのトンネル工事。
掘って。
もっとずっと無の世界へ。

YES.tap/hozzy

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