奇<大。
ニコラテスラっていう、よくマッドサイエンティストの象徴みたいに言われてる人の自伝が本屋にあったから買って読んでみた。
電気の送電方法を直流にするか交流にするかで、エジソンと戦って勝った男。
テスラが開発したらしい交流モーターが基本になってその後、今も、世界中の電気の送電方法のスタンダードになってるらしい。
日本も交流で発電所から家まで電気が伝わってきてる。
エジソン負かすなんてテスラすげえ!そしてマッドサイエンティスト!
ってことぐらいしか知らなかったんだけれども。
どうやらこの人、奇人というより、とにかくデカイようだ。
自伝読んでみても、謙虚な姿勢の文脈の中でとんでもないアイディア記述や不可思議な体験談がぽんぽんでてくる笑、スケールが宇宙クラス。
100年以上前に音楽配信のこと考えてたみたいな記述があって「やめて笑」って思ったよ。
その中に『オートマトン(自動機械)』って項目があって。
「人間はオートマトン(自動機械)だ」
ってテスラさんが謙虚に書いていたのだが、
いつもなら真っ先にそんな冷たそうな考えは受け付けないんだけれども、なんだかテスラのその考えの理由を読むと、納得させられる部分もあって、なんだかここから自分も新しい考えに進めるんじゃないかって予感を少し感じてしまった笑。
反応と増殖を繰り返す自分の細胞と、オートマトンの、違うところ同じところはどこだろう。
そして俺の意識は確かに、常に外部に刺激されて、次のアクションに繋がっている。
人間が機械を作るってことの背後に少しの寂しさ、暗さを感じるのは、その機械の中に、イメージとは似ても似つかない自分自身を見てしまっているからなのかもしれない。
なんちゃって。
YES.tesla