column

芸術のオータムン。

ようやく秋めいてきました。

金木犀も雨に濡れて、いつもの歩道を懐かしい気持ちにさせてくれる!

今年もこの季節がやってきた。

 

こないだの日曜日と月曜日は、小田原と渋谷でライブでした。

小田原は「えっさホイ踊り」という小田原独自のローカルダンス(日本的な、ソーラン節的な)のお祭りに出演させていただきました。

場所は小田原城の広場。

我々は今回アコースティックスタイルでの演奏だったので、テンション激高なエッサホイの雰囲気に場違いなんじゃないかと笑、ステージ上がるまでどんなライブになるのか想像がつかなかったんですが、さすが地元小田原。

会場のみなさんがしっかりと我々を受け止めてくれたおかげで、いつもみたいにライブすることができました。

マイホームタウン!

ステージから見えた月がとても綺麗だった。

また小田原に10月と12月ライブに行くので、楽しみですね〜

ありがとうございました!

 

そして次の日は東京コーリング。

また外は雨が降りしきる中でのライブでしたが(いつも雨、去年も雨、We are 雨男バンド)会場はいい意味でリラックスした雰囲気で、俺たちもきてくれたみなさんもすっかり楽しそうだったのが印象的でした!なんか、よかったな〜

サーキットイベントで会場にたくさん人が来てくれると、やっぱり嬉しいです笑。ありがとうございました!

帰りは行きつけのバーで2杯くらいやってすげえいい気分で帰宅。

明日の名古屋、スタパン先輩の火の玉フェスもこの感じでいいライブできたらと思っとります!

雨降らなければいいなあ、、、、。

 

昨日(木曜日)の昼に大川直也の個展に行って来た。

http://naoyaohkawa.com/exhibition2018/

大川は最近も藍坊主のグッズをデザインしてくれていて、Luno Records立ち上げの時からアー写撮影とかでもずっと携わってくれている地元の後輩だ。

彼は一昨年の年末にデザイナーから「芸術家」にジョブチェンジをした。

そこから個人的にも色々と交流を持つようになって(芸術家になるとか頭おかしいやつに興味ありすぎた)大川がどんな考えを持っている人間なのかもだんだんわかってくるようになった。

わざわざ芸術家を名乗らなくても、うちに秘めときゃいいのに。

って俺のような凡人は思うんだけど。

しかし、やっぱり「芸術」をやっていると外に宣言する。そして名刺にもしっかりとそれを刷る。

これができる人間は、強ええ!!

「わざわざ芸術家を名乗らなくても〜」って、多分、自分がそんなことできないから(本当はかっこいいと思ってるくせに、色々面倒だろうな〜とか、無駄にプレッシャーがかかってきそうだな〜とか、不特定多数にいじられそうだな〜とか、しょぼいとか言われたらやだな〜とか)だから、「わざわざさあ〜」って考えちゃうんだと思うんだよな。

つまるところ、自分にできないことをやってる人間を見たときの「嫉妬」が「わざわざさあ」なんじゃねえかなって。

うん、これだわ。

口で言うのは容易いなんて言葉もあるけれど。

言葉にした後の重圧は「言わない」人間には全くわかることはない。

「言わない」じゃない「言えない」人間だな。

 

なに言ってるのかよくわからないかもだけど笑。

別に大川のことを必要以上に「すげえ」って持ち上げたいわけでもないんだけど。

俺もよくわかんねえから、今文章書いている。この気持ち。

 

んで、そんな大川くんの初の個展ですよ。

すごく楽しみにしていたよ。

そして期待通り、この2年くらい俺が感じ取ってきた大川が磨いてきた「味」と「表現したい概念」が清々しくギャラリーに陳列されていた。

大川の写真の粒子感と、青の色、これが俺個人はすごく好き。

作品もしっかり購入させていただきました。

友達だからとかじゃなくて、ほんとに部屋に飾りたいと思った。

バナナのやつ。かわいい。

 

人の表現方法ってほんと多彩だよね。

人が人それぞれ違うって言う当たり前のことを、こう言う展示とかに行くとバリッと見せつけられて、だから表現って面白いんだなっていつも思わされる。

「みんな違ってみんないい」

ってのを道徳的な狭い意味じゃなくて、もっと広い根本的なところを見せてくれるのが展示とか、美術館とかなのかも。

つまり「芸術」って人がそれぞれ違うってことを、とても「肯定的」に見せつけてくれる装置だ。

 

今なんかいいこと書いたぞ。

 

芸術は人間の多様性を、肯定的に固定する装置

 

こんな風に書くと、なんか違う気もするけど。

芸術は平和。

これって感覚的にはあってない?

暴力的に行くなら芸術みたいな面倒臭い思索を織り交ぜることより、単純な2元論で理論武装して行った方が民衆(一般的な世界)を扇動しやすくね?

芸術って心が平和になってないと、作るのも感じるのも厳しいもんがあるはず。

怒りに任せた作品とかもあんのかもしんないけど(これは芸術云々抜かして、俺もいっぱい作ってきた笑)しかし訴え方自体は、決して暴力的ではない。

オカルト系の絵画とかは、芸術よりもやっぱりサブカルっぽいし(血で書いた絵とか、見たら呪われるやつとか、首が異様に長いやつとか)

故に(強引につなげるけど)芸術は本質的に、争いの対極にある(はず)

人間の普遍的な変なところ、表面化しないところって、ちゃんと光を当ててみると、すごく愛おしいって感じる瞬間もあるんじゃないか?

 

なんつって、芸術の秋ですよみなさん笑。

 

つまり、大川を持ち上げないとかさっき書いてたけど、俺としてはみんなにできたら個展に行ってほしいと思ってる!

正直、近場の人は一人でも多く足を運んでほしいと思ってます。

それは何より、藍坊主、そしてLuno Recordsの仲間だと思っているからだ。

 

あと明日(9/22)と、明後日(9/23)で個展が終わる。

場所は渋谷。

ここ↓

http://naoyaohkawa.com/exhibition2018/

 

もし「ツマンネ」と思っても大丈夫!(ひどい書き方だが笑、愛を込めているよ!)

ギャラリーがある通りには「ゴーゴーカレー」と「上等カレー」とよくわかんないけど渋谷のカレー、そして「富士そばのカレー」がある。

カレーだらけ。

俺は「上等カレー」を帰りみちに食べた。

 

食欲の秋ですよ、みなさん。

 

カレーを食べに、そしてそのついでに大川作品を観に行くのも、なかなか風流な日本の四季の楽しみかただとボカア思うんだ笑。

 

渋谷の「上等カレー」はまあまあだったけどな。

大阪のがうめえな。

 

富士そばはやっぱ安定してる(今日別の場所で食った)蕎麦屋のカレーな。

 

カレーと大川。

 

いや、大川の個展。

 

ぜひ楽しんでほしい今週末。

 

そして藍坊主は明日ライブです笑!

名古屋、盛り上がろうぜ!

雨、降らないで。

 

YES.ookawa/hozzy

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