藍ブロ

今週も高崎商科大学、明治学院大学の学園祭に出演と、藍変わらずの祭坊主。

高崎商科大学。
この日は生憎の雨。しかも気温が低く、リハーサルをやっていても手が悴む環境。
しかし、ここは学園祭。実行委員会の一生懸命さに後押しされ、本番始まるとそんなこと忘れてた。
あっという間の９０分。心地よく演奏させてもらいました。

楽屋とステージが遠く、マイカーでメンバーを送り迎えしてくれる先生。多分偉い人。
実行委員に加え教職員も目に見えて協力する、アットホームな雰囲気。
空き時間に行ったビンゴ大会の参加賞（スナック菓子）を拓郎が来場者に配るという、ハプニング！？も。笑

空き時間は、ビンゴ大会の他にいろいろゼミの研究を見て回りました。
日中経済ゼミ（確かそんな名前だった）で『経済テスト』を受けるイベントがあり挑戦。
高校生以来の試験会場の雰囲気にテンション上がり。。。
テスト後、学生と雑談中「エンゲル係数」というワードが出たので『ひとつ屋根の下』の話をしたら、総ポカーン。
一回り近く年齢が違うとそういうこともある。。。という事にも気付けなかった自分にテンション下がり。。。
その後のライブでテンションが上がる。。

とにかく賑やかな学園祭だったことは間違いない。笑

明治学院大学。
東京都港区という都会中の都会。会場へ到着して唖然。ここはアリーナ？確実にゼップクラス（２～３０００人キャパ）以上の会場。
そこへ学園祭とは思えない音響システム。学園祭実行委員、少なく見ても４０人。マジで武道館を思い出しました。

開場ＢＧＭが止み、フロアの客電が落ちるとものすごい歓声。
ライブ中盤、最前列の鉄柵が歪み、ｈｏｚｚｙの合図で急遽演奏中断。
さすがミッシェルが結成された大学。
なんとか演奏再開。最後までやりきる事が出来た。しかも怪我人なし！！
濃いライブだった。

両開場共、終演後に涙ぐむ学生を見ると熱くなるものがある。
学園祭実行委員会、開場スタッフ、見に来てくれた方。ありがとうございました。

明日は京都文教大学。指月祭「Laugh」。なんと入場無料！！詳細はオフィシャルサイト『ライブ』で。

そして。学園祭の中、ニューシングル『星霜、誘う』の製作も進められ、レコーディングは今週ですべて終了。
録りの最終日は『風の国と地上絵』のボーカルとコーラスレック。心地よいテイクが録れました。

ということで本日はドラム拓郎初の単独作曲作品『風の国と地上絵』について紹介します。

確か夏前、『ノクティルカ』のレコ発ツアー『夜型人間は朝眠る』をやっていた頃。
拓郎から「曲出来た！」とのメールが。。添付ＵＲＬからダウンロードして聴いてみると。。。

イントロ。鍵盤が流れ、ギターリフ先行でバンドインした瞬間に感動！！サビのシンセの雰囲気もいい！！構成も斬新でかっこいい！！
だけどメロディーがよく分からない。。。というのが第一印象。
それは主メロを単調な「ラララ」で歌っていたから。でたらめでも言葉が乗らないとメロの良し悪しが判断出来ない。

ということで最初は拓郎と二人で仮歌詞をつける作業から入りました。
スタジオに入り、曲のイメージを箇条書きにする。。
砂漠、乾いた風、冷気、大地、ストール、汚れたブーツ、少女、ラクダ。。。。この時ファンタジックな歌詞を書いてみたいという衝動が生まれる。
拓郎のイメージに合わせつつ、仮歌詞をつけ、歌ってみると今まで藍坊主にない雰囲気の曲だということが判明。

メンバー、事務所、レコード会社スタッフ、満場一致で次のシングルに入れよう！！ということになりました。
拓郎嬉しそうだったな。

それからは、正式に歌詞を書いて欲しいとお願いされ、曲のイメージを膨らませていく作業。
久しぶりの物語り調の歌詞に挑戦。この手の歌詞は『低迷宮の月』や『テールランプ』などがあるけど、今までで一番主人公像が描きやすかった。
とは言いつつ、それだけじゃ俺が書く意味がないので、物語にかなり強く主張を持たせました。
。。。。聴いた時に感じ取ってもらえればと思います。

歌詞の達成感とは別に、「この曲のメロディー作りたい」願望が生まれたけどメロは完成されていたので、ベースラインで再現しました。
自称というか自画自賛。『歌えるグルービーベース』。新しい感じの仕上がりです。

そして、鍵盤を弾いてくれたのはライブで御馴染み、ツタナオヒコ氏。
自分でも意外に思ったけど、これが音源としては初参加。
拓郎のイメージに合うように音色、フレーズ、プレイ。すべて作りこんでくれました。

ということで『風の国と地上絵』。
正直、新鮮です。結成１２年になるバンドとは思えない音。
昨日、エンジニアさんが（カップリング２曲はデビューからの付き合いの長谷川さん。）時間をかけてミックスしてくれていました。
完成をお楽しみに。。。というか俺が楽しみ。

さてさて。ここからが本題！！最近出来事が多すぎて、ここまでに長文になってしまってた。。

『星霜に関わる方達。ダンサー編』
※このシリーズはシングル『星霜、誘う』を作り上げる中で、初めて関わった人の紹介。

今週頭、ＭＶ撮影がありました。場所は立川近くの河川敷。
撮影した日と言うより、筧監督のアイデアが一つ一つ形にあるのを目の当たりにした日。
※筧監督はＭＶ初挑戦だと先週書いたけど、彼と話していて１０年前に１回撮ったことがあるそう。
　　ということで。。。すみません。２本目でした。

カット数が極端に少なく（撮影の半分はリハーサルに費やした）、カメラが動く流れの中で、一人の少年が成長していく様を描いたもの。
成長は幾人かの俳優さんが演じてくれていますが、ＭＶで成長過程の感情を表すのは難しい。
なんと、恐怖や葛藤、喜びなどの感情をダンサーで表現しています。

演奏シーンでも俺らの周りで踊るダンサーチーム。
正直、打ち合わせの時点では、どんなになるのかしっくり来ていなかったが、映像を見て納得。
俺が知る（素人目線です。）ダンスのジャンルには当てはまらない不思議な踊り。
衣装と振り付けでここまで映像に馴染めるなだと驚きました。

振り付け＆ダンスチームのリーダーは福島彩子さん。
映画やドラマなど幅広く活躍する彼女。ＭＶだと東京事変の『新しい文明開化』の振り付け者。

この日に初めてお会いしたけど、非常に明るく、気さくな方。
カメラが回っていないところでもダンスチームを纏め上げ、振り付けをチェック。
かと思いきや、休憩中は拓郎のドラムに合わせてエアギター（しかもハードコア）で現場の空気を和ませてくれました。

撮影中盤で地元が同じ神奈川県出身だということ、藍坊主のインディー版を聴いていた事を知り、ますます距離が短くなり、１日の明学ライブにも遊びにきてくれました。

ＭＶを見る時、彼女達の動きも注目していただければと思います。

さぁて。本日、ライブリハーサル。その後ＭＶのオフラインチェック（仮編集）。
藍坊主のド素人小演技がどう写っているのか。
楽しみでもあり、恐くもある。笑