藤森真一

5本目長野ALECX、6本目新潟GOLDEN PIGS RED STAGE

aobozu TOUR 2015~時計仕掛けのミシン~。
5本目長野ALECX、6本目新潟GOLDEN PIGS RED STAGEに来てくれた方ありがとう。
早いもので、もう全行程の半分まできてしまいました。

1月30日。前乗り日。
夕方都内事務所に集まり、お馴染みイエローバスで、長野県松本市へ向け出発。
ツアー中盤になると移動も生活リズムの一部になってくる。
中央道を西へ向かう途中、hozzyの横顔越しに窓を眺めると、外は冬の銀景。
景色を楽しんでいるうちに、無事松本へ到着。
下車間際、近江くんから「雪の状況次第で明日のライブ終了後に新潟移動します。」とのインフォメーション。
確かに、そのほうが良いかもと思いつつ、この日は就寝。

1月31日。松本ALECXライブ当日。
早朝に目が覚め、カーテンを開けると快晴。
入り時間までたっぷりと時間があったので、松本城まで散歩。
日向はいいけど、風が吹くと耳が千切れそうな程寒い。
しかし、どうせここまで来たのだからと足を伸ばし旧開智学校へ。
開智学校は明治の初めに近代教育を行う為に作られ、建築様式も西洋風。
驚きなのは建築費用の殆どが住民からの出資、寄附で建てられたとのこと。
江戸時代の名残がたっぷりあったであろう時代に、近代教育の重要性を感じた松本人の先見の明はすごいです。
今でも校舎はしっかりしていて、明治天皇が行幸の際休憩された部屋もそのまま残っていていました。

ただ非常に寒かった。
屋内といっても暖房がなく、冷え切ったので信州蕎麦を食べてからライブハウス入り。

久しぶりのALECX。エレベーターがなく階段で地下の会場まで搬入。
ステージが狭いので、効率が良い配置をジェロさんが考えてくれ、セッティング開始。
普通のバンドの1.5倍はあるであろう藍坊主の機材。だから重要さ作業なのです。
ツアー5本目なのでサウンドチェックも程々に、本番へ向け気持ちを高めました。

18時。ライブスタート。
外の気温とは打って変わって、序盤から凄まじい熱気。
床は汗で滑るし、湿気で音が遠くへ飛ばないし、音楽を演奏する環境ではない中、一体感は反比例して高まるばかり。
ライブと演奏会の違いをいつも以上に感じながら演奏しました。
最後の曲での腕を大きく広げたhozzyのシルエットが照明で背景に写ったのは、この日のライブを象徴する光景だったと思う。ライブハウスなのにコールドプレイのアリーナライブを連想してしまった。
ライブの力を思い知りました。
長野サンキュー!また来ます!
ライブ終了後寒い中待っててくれた人もありがとう!

ライブの力を思い知ったこの後は、雪の力を思い知りました。
というのも、翌日の新潟ライブへは翌朝移動する予定が大雪で間に合わないという判断で、ライブ終了後すぐ移動に変更。

ライブハウスのスタッフさんに挨拶し出発。
日本海に行く途中は吹雪。10メートル先は真っ白。
みたこともない景色で、ただバスに乗っているだけでヒヤヒヤしましたが、そこはプロのドライバー。
安全に新潟まで送り届けてくれました。

午前3時頃ホテル到着。とりあえず風呂へ。ライブの疲れからか強烈な睡魔に襲われ、髪も乾かさぬまま就寝。

2月1日。新潟GOLDEN PIGS RED STAGEでのライブ当日。
朝9時。明け方かなと寝ぼけながら窓を開けると降雪。というか軽い吹雪。
ライブが終わったら東京に戻らなくてはならないし、新潟を感じたいという思いから散歩へ。

流石は雪の街新潟。
アーケード街だけでなく、街の中心地には屋根が付いていて、信号を渡る時以外は殆ど傘がいらない。

シャッターを開ける音が、あちらこちらから聞こえ、吸い込まれるように店内へ。
地元人御用達といった感じの定食屋に入りレバニラ炒めを頂き。その後ライブハウス入り。

新潟GOLDEN PIGSは元JUNKBOXで昔からお世話になっているライブハウス。
イエローステージ、ブラッグステージ、レッドステージと3つのライブハウスが同じ建物内にある珍しいハコ。

今回出演するRED STAGEは舞台下手(客席からみて左)に柱があり、いつも俺の後ろにいる津田さんはユウイチの後ろへセッティング。
珍しいフォーメーションなので、モニターからキーボードの音を大きく返してもらい、入念にサウンドチェック。
ツアー初日から良いライブが続いているので、演奏し慣れてきたココーノの曲も未だに新鮮味を感じられる。
だからサウンドチェックが充実するのです。この感じ分かるかな?
バンドってそういうところがあるのです。
みっちり2時間、気分を高めながら音を出し、あとは本番を待つのみ。

18時。SEと共にライブスタート。
この日は新潟の皆さんの熱さに、こちら側も応える形でライブが進んでいきました。
俺もいつもと違う曲への想いを語り感極まった所もあり、hozzyは鉄柵に身を乗り出し歌い、ユウイチはスピーカーによじ登っての演奏し、父親が新潟人の拓郎はオリジナリティー全開のMCで会場をあっためてました。
フロアにいる一人一人がいい顔してたし、縫い合わすことが出来た手応えが、5日経った今でもある。
ホント忘れられないライブになりました。
また行きます。ありがとう!

ライブ終了後、片付けをしているとGOING UNDER GROUNDの素生さんが登場。
別のフロアでライブだったようで、遊びに来てくれました。予期せぬ場所であうと嬉しいものです。
こういうことが出来る先輩に俺もなりたい。

この日もライブ終わりで移動。ゆっくり東京へと帰りました。
車内で食べるようにと、飲み物と菓子を包んでくれたスーパーキャストのスタッフさんにも感謝。

帰り道、2日連続の吹雪に見舞われました。飛騨高山出身の津田さんも見たことないと言ってた程。
安全運転で午前3時に無事到着。
東京は雪がなく、嘘みたいにいつもの景色。
夢のような3日間でした。

そして、ただ今、岡山へ到着しました。
明日からはaobozu TOUR 2015~時計仕掛けのミシン~の中国、四国、九州編。
来てくれる方よろしく!

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コメント

    • ゆり
    • 2015年 2月 10日

    Unknown
    遅くなりましたが…
    松本、新潟お疲れ様でした。各地へ無事に到着できたようで、なによりです^ ^

    新潟での藤森さんの話と、自分も最近似たようなことがあったばかりで、改めて聴いてみると、いままでの曲の印象とはまた違う面がみれました。言葉で表すのがなかなか難しいのですが、胸にじーんとくるものがあって、正直、あの話を聞けただけでも、今日来てよかった!と思いました。
    もちろん、ライブも最高でした!

    残りの公演も期待しています!まだまだ寒いので、風邪ひかぬようご自愛ください^ ^

    • Unknown
    • 2015年 2月 08日

    Unknown
    新潟楽しかったです!!職人の様にベースを弾くリーダー、熱いパッションのhozzy、激しい演奏で盛り上げてくれたユイイチさん、そして癒しのMCでほんわかさせてくれた拓郎さんありがとうございました!藍坊主の曲達にまた背中を押してもらいました。素敵な時間をありがとう!!また新潟に来て下さい。待ってます。
    残りのライブも良いライブになります様に。。。

    • ゆーた
    • 2015年 2月 08日

    Unknown
    身体に気をつけて残り半分頑張ってください!

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