藤森真一

無人駅にて

『大雄山線に乗って』という勝又監督の映画があるけれど、大雄山線というのは地元小田原を走る電車です。
その路線の思い出の中で、これは代々木にあるミューズ音楽院での記憶。

生徒の多くが全国から東京に出て来たばかり、そんな中「実家の最寄りの駅が無人駅だと相当の田舎者だ」という話題になりました。
いっしょに通学していたメンバーの亀(現ライブハウス姿麗人店長)の実家の最寄駅は新幹線も走る小田原駅、しかし俺は大雄山線の井細田駅。。
そう、それは無人駅。

俺だけ田舎者扱いなんて納得いかねー!!とモヒカンを揺らしながら怒ったものです。
「無人駅じゃねーよ!夕方の帰宅ラッシュ時はパートのおばちゃんが切符のモギリやってんよ!」と苦し紛れの言い分でね。笑

そんな思い出があります。

今は東京暮らし。
もう田舎者と言われてもどうでもいい。むしろ、たまに帰る田舎があることがホントありがたい。
この街で暮らして、もうすぐ10年が経とうとしているけど、今朝初めて意識したことがあります。

今住んでいる家の最寄駅も無人駅だった。汗

東急世田谷線。
元路面電車のローカル線で、駅と駅の感覚が平均500メートル。短い所で300メートル。
そんなマイペースな路線です。

無意識にそういう場所を選んで住んでいるのかもしれません。

例え乗り過ごしても、ダッシュすれば次の駅でその電車に乗れるという奇跡が大雄山線以外でも起こせるなー。
なんて馬鹿なことを思いながら、今も電車に揺られています。

小春日和と無人駅の組み合わせ、これ最高。

午前中の予定も終わり、今から自宅で対PAS用の準備。
あいつら、マジでやっつけてやる。笑

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