わからないけど、夏
こんばんは、hozzyです。
本日新曲「夏の金網」のCDがルノレコーズストアで販売開始となりました!
配信でももちろんいい曲ですが!CDはやっぱり特別というか、所有感が満たされるよね。
盤はいいよ盤は(宣伝)
前回の半月(In Acoustic)も紙ジャケットでかなり良かったので、味を占めて二発目です笑。
CD版には、配信されていない歌なしのカラオケバージョンと、コーラスも入っていない完全楽器演奏のみのトラックが入ってます。
1.夏の金網
2.夏の金網(Minus one)
3.夏の金網(Instrumental)
こういうことも藍坊主としては始めて?かもしれないですね。
歌がないとバンドの音がさらに聴きやすくなってどんなことをやっているのかが分かりやすくなると思います。
俺がいないと分かりやすい笑。
バンドサウンドまでじっくり楽しんで欲しい!
実は「夏の金網」には我々並々ならぬ想いを込めてます。
いつも並々ならないけど、特に今回はパッション込めてます。
本当に気合いれてかねーと、藍坊主がちょっとしたことで萎んじゃいそうで怖かったのもあるし、何よりモーリーが作ってきた曲がただただ良かった。
自分が歌詞書くのも、ユウイチがアレンジするのも、いつも以上に気合入ってた気がするし、事実入ってたと思う。
夏の間はやんなきゃいけない作業と、オリンピックの見たい種目をテレビで見る以外は、夏の金網とほぼ向き合ってたと思う。
もう夏が前すぎて若干空気感忘れてしまいそうだけど、今PCで文字打ってる椅子から真っ青で白くて熱すぎる夏の空を、言葉が出てこなくてヒリヒリしながら確かに眺めていた。
唐突の大川笑。
この写真すげえ好きなんだよ。なんだよこのハッピーさ。こないだのMV撮影の日に撮ったやつです。
また改めてMVが解禁されたらその日の写真とか交えてコラムります。
MV監督は大川じゃないけど(大川も最近MVをよく撮っていらっしゃる)、大川にはまた我々の写真など撮ってもらいました。
大川に話がずれちゃったけど、「夏の金網」はまさに夏真っ只中、オリンピック日本男子バスケ代表対スロベニアの試合の音を壁一枚向こうに聴きながら、歌詞を書き上げた曲でした。
ドンチッチに無双されていた試合だ。途中でたまらず試合見てた。
日本女子代表のバスケもすげえ燃えたなー。準決か準々決勝のチケット当たってたからもしかしたらリアルで見れてたかもしれないと思うと、すごく悔しい。やばかったよなバスケ。
ってところからの、金網。
今年もコロナでほとんど散歩もできてなかったけど、流石に息がつまりそうになって昼間に近所をぶらぶらすることもあった。
もじゃもじゃがぶらぶら。
そんなぶらぶらの最中、近所の中学校の近くを通ることがあった。
そこでね、バスケットボールが高い天井の中で弾む音、体育館の床をバッシュが擦る音が学校を囲ってる金網越しに聴こえてきたのよ。
なんかそれ聴いて泣きそうになっちゃって。
俺はバスケなんてちっともやったことないんだけど、なんかすげえ懐かしくなってしまって、「俺もダムダムガシャんってしてーー!!」ってグアってきてしまって。
精神不安定だったのかもしれない。
ああなんかやべーいいなーって、その後ローソンでガリガリくんを買って、外のベンチ前に立ったまま学校の屋上ら辺を眺めていた。
そう、不審者だった。
金網から吹奏楽を聞いたわけではなかったけど、バスケットボールの弾む音に、まるで吹奏楽を放課後の下駄箱で聞いた時のような懐かしさを覚えたのでありました。
後日、別のぶらぶらで吹奏楽の演奏も聴こえてきたかもしれない。でもバスケのあの音の方が鮮明に残っている。
歌詞制作の着想はこのような起源でした。
以前もコラムで書いた気がしますが、コロナになってから本当によく空を見るようになった。
大人になっても、おじさんになっても、自由な心や感性はあるのか、絶やさずにいられるのか。
気がつけばとっくに若者じゃなくなってしまった自分が今も突き動かされる熱源はなんだろうか。
もはやこれはバンドマンとしてではなく、恐縮ながら作家の一人としての大きな自問と葛藤だ。
ここから先は自分でも全くどうなるのかわからない領域で、今後どんなことを思いながら制作ができるのだろう?と真剣に考えることが増えた。
来年は40歳。
リアルと感性のギャップは作品に影響するのか?
とか、他人事みたいに興味を持ってしまっている自分もいる。
次回の「例えばあの曲の話」で、こんな話をもう少ししたい笑。
最近更によく思うけど、制作は生きることに直結している。
特に生き方に。
「夏の金網」も、俺にとってはただの青春が懐かしいなーってだけの曲ではないんだと思う。
じゃあなんなんだ?って問うと、まだ明確にはわからない。
でも「夏の金網」は間違いなくいい曲で好きな曲。
これはわかる。
YES.i don’t understand yet/hozzy